[雑記] 『100日後に死ぬワニ』を見ての所感
こんばんは。
きくちゆうきさんの『100日後に死ぬワニ』ですが、
きょうワニが死んで物議を醸していますね。
僕は15日目ぐらいから追い続けていたんですが、
読み終えた心境でもぼやいてみようかなぁ、と思います。
※以下、少しだけネタバレになります。
ちゃんと読んできてから見てね！
100日目の漫画を読み終えた最初の感想は、
『あっけないなぁ…』。
正直、かなり心にクる死に方でした。
というのも、最初のほうのワニくんは、恋愛や物欲と葛藤する場面が多かったんです。
それが後半になるにつれ、全部がうまく転がっていくんですよ。
知り合いから雲ぶとん貰ったり、勇気を出して彼女をつくったり…。
最後に『みんなで花見しようぜ！』って言って、幸せな日になるはずだったのに……。
SNSなどで盛んに推察されていますが、おそらくワニくんの死因は交通事故です。
こんな人生がうまく進み始めたのに、たった1回の事故であっけなく死んでしまう…。
どうしても、身の周りのそういう人と重ねてしまって、やりきれない気持ちになりました。
とても悲しい気分ではありますが、
この漫画がバズったことは大きな意味があるな、と思っています。
(100日目の漫画は、投稿から4時間で69.1万RT…！)
従来の交通事故の案内って、無機質で冷たい印象がありませんか？
『とばすな』とか『STOP！飲酒運転』とか…
あの手の標識やポスター、どこまで読み手に響いてるのか疑問です。
それに対しこの漫画は、交通事故までのストーリーを『第一人者の視点で』『普段の生活を見ながら』進んでいきました。
ワニくんは幸せに暮らしていました。友人にも恵まれていました。
漫画を読んでいると、交通事故に遭った後のワニくんや友人がどうなるか、想像できると思います。
読み手を引き込みながら、死の怖さを教えてくれる、
素晴らしい漫画だったと思います。
これらはひとえに、きくちゆうきさんの努力と、才能の賜物です。
1日でも欠けたら、バズることは無かったと思います。
この100日間、本当におつかれさまでした。そしてありがとうございました。
それでは、また。
【掲載元】
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