見出し画像

映画『テリファー 終わらない惨劇』感想

※ ネタバレ含みます。

私の推しはホラー映画が好きで、時折ホラー映画の話をする。ファンとしては推しが薦めるものは観ておきたいし、推しが好きそうなものは観ておきたい。そんな理由から今回、『テリファー 終わらない惨劇』を観に行った。(ちなみに推しは薦めてない。観たかどうかも分からない。)

映画館は、HUMAX池袋。
後方席はかなり埋まっていたが、前方は1人客が多く、席もまばらだった。
私は左右に人がいない状態で観たいため3列目にしたが、予想以上にスクリーンを見上げる席だった。

テリファーは、「アート・ザ・クラウン」というピエロの格好をした殺人鬼の話で、今回はその2作目。


感想

アート・ザ・クラウンって人間じゃないのか。あれだけされても死なない。人間が頑張ってトドメ刺したように見えても簡単に生き返って、惨劇が繰り返されるのが悲しい。
姉弟を中心にストーリーは進むため見やすいが、ファンタジー要素いらなくない?なんかめちゃくちゃB級って思えて笑いそうになった。
事前情報よりアートは可愛くなかった。私の想像してた可愛さとは違ってた。クラウンカフェのとことサングラスかけるとこはちょっと可愛い。
惨劇部分は画面が真っ赤。錆び付いてたり、埃被ってそうな武器(道具)の割に切れ味抜群。倉庫みたいなところで袋に放り込んでるからそう思うだけで、オリジナル道具を作るぐらいだから一応手入れはしてるのかな?あと、被害の割に武器小さくない?と思ったり。あの背負ってる袋、中身考えると重そうだな。
アートの力が強すぎ。皮はいだり、体の分解も簡単。友達の親子が1番可哀想だった。頭で作ったお菓子入れ、めちゃくちゃ上手く作ってて器用すぎる。あの血やら何やらがベッタリ付いたお菓子は貰っても食べないだろうな。
血の量や襲われた部位にもよるが、全般的にみんなかなり生命力がある。「あ、言葉発せるのか」って思ったりする。だけど主人公は気絶するだけで死なない。
アートは姉弟に甘い。なぜ、毎回殺さずにその場を離れていく?他の人にはかなり酷いことをしてるのに。痛い目に合わされてる割にトドメを刺さずに立ち去る。ま、主人公だからだけど。
ママがヒステリック。ママの車をあそこまで汚すには相当時間かかりそう。てか、アートはいつからそこにいたの?ずっと待ってたのを考えると辛抱強いな。
勝手に薬物を飲ませる友達は自分のことを思ってくれてても嫌だな。友達の彼氏は痛そうだった。
水槽の中からがまたファンタジー。水に沈めるだけでなく、足に絡みつくまであるのか。十分溺れそうな水槽なのに。
アートガールは表情からして怖い。遊園地での行方不明の女の子なんだろうけど、どうしてそこまでなった?アートって感染するの?
テリファーという名のお化け屋敷のアトラクション、色んな部屋あるし、出口まで広いなって思う。
最後エンディングのとこは本当にうわぁってなった。首だけ笑ってるの何?あの首から胴体生えてくの想像すると笑える。
お父さんの存在が分かりにくい。アートと姉弟の関わりが父親関連で何かしらありそうだけど、よく分からないまま終了。

全体として…
1作目を見ていれば途中やエンディングがもう少し分かるのかもと思うけど、見てなくても全然大丈夫。
アートが人間でないのはわかったけど、なんか超常現象みたいのが多くて、私はあまりスッキリしなかった。
力の強いアートが色んな方法で次々と人間を襲っていき、画面真っ赤になるのを楽しむ作品で、アートは主人公が倒したと思っても生き返る。で、次の作品に続く。
【全米が吐いた】の言葉にはインパクトあるけれど、そこまで気分悪くはならない。ストーリーがファンタジー要素入っててB級感があり、あまり記憶に残らないかもと思えた。
個人的には『ムカデ人間2』の方が観てて痛かった。
ストーリーはそこまで気にしない、画面真っ赤になる凄惨な場面が好きな方にはオススメします。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?