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運営に必要なこと【のりたま将棋クラブ】

1.【ご挨拶】

皆様、初めまして。ネット上で活動している将棋クラブ(のりたま将棋クラブ)を開催しているnoritama0114と申します。この度は、主催者の山田哲子さんと縁がありまして、このような企画に参加させていただきました。この場を借りてお礼申し上げます。本記事では、我々の簡単な自己紹介と活動経験から得た運営の心得や具体的なノウハウなどご紹介したいと思います。本記事が少しでも運営に携わる皆様のご参考になることができれば幸甚です。

2.【自己紹介】のりたま将棋クラブとは?


簡単にではありますが、はじめに私どもの紹介をいたします。のりたま将棋クラブは、名の通り将棋を行う団体でございます。我々の特徴的なコンセプトとして、”将棋を通じて友人を作ること”、”誰でも気兼ねなく所属・参加できる雰囲気を作ること”がございます。また、実力を伸ばすことを第一にしておらず、切磋琢磨する交流関係を築き、その結果として実力を伸ばすことを目的にしています。そのため、将棋の実力に開きがある関係でも他の趣味(競馬・麻雀・サッカー・野球・音楽など)を通じて交友を深めることができており、これは私にとって一番の誇りであります。加えて、基本的にネット上で活動を行っていることから、お住いの地域に関係なく参加できるのも強みとなっています。

残念ではありますが、これ以上語ると長くなりますので我々の紹介はこの辺りに留めます。なお、我々に関してさらに知りたい方は、是非とも以下のリンク先をご覧いただければ幸いです。

【クラブ公式ホームページ】のりたま将棋クラブ|ホーム (xdomain.jp)
【クラブ公式Twitter】のりたま将棋クラブ(@noritama0114)さん / Twitter

2.【運営に必要なこと】

ここからは、運営に関する一般事項について触れます。最初に断りを入れますが、あくまで私の個人的な意見であることをご了承の上、ご覧いただければと思います。

2ー1【運営の心得】ブレず・表舞台に立たず・ネガティブなことを言わず

運営というのは、事務的に人をまとめる(システム・ルールの構築など)以上に、団体としての指針をはっきりさせ、方向を示すリーダーとしての役割を持つ必要があります。当然、参加者の声に耳を傾けて細かな修正を行う必要はありますが、団体としてのコンセプトを変えてはなりません。具体例を出しましょう。自分が”静かに音楽を楽しむ”をコンセプトにしたカフェを開くとします。そこに泣きわめく子供や、ずっと大声で会話を楽しむ集団がいたとしたらどうでしょうか。必ずしもこのような方々が悪いというわけではありませんが、自分のコンセプトには合わないようなお客様です。こういう時に毅然とした対応するか否か、これは非常に大事なことです。実際に我々の活動でいうと、活動のドタキャンを繰り返す方、謝罪ができない方、こちらからの連絡に全く対応していただけない方には運営として強く注意し、時には退会処分を下しました。つまるところ、運営はコンセプトをブレずに第一にすることが必須で、心苦しいながらも八方美人ではダメだということです。

また、これ以外に重要な点として、運営は自身が表舞台に出ないように気を付けなくてはなりません。運営というものは、自分が思っている以上に周りに大きな影響を与えます。例えば、とある参加者がトラブルを起こした・不正した疑いをかけられていたとします。この時、運営がまずやるべきなのは、状況把握と情報収集であり批難ではありません。運営は感情で動くのではなく、第三者から見ても妥当性がある理性的な行動をしなくてはなりません。さもなければ、運営の役割である人のマネジメント(コントロール)ができなくなります。これらを未然に防ぐ方法としては、とにかくネガティブなことを言わないことです。この辺りは若干センスが問われますが、参加者が見て不安になる言動は慎むのが吉です(運営の何気ない言動でも、参加者が誤った解釈することが往々にしてあり、結果として不信感へとつながります)。

2-2【運営のノウハウ】活動に関する確認ができる場所を作り、個別に宣伝する


当たり前ではありますが、運営として重要なことはまず参加者を集めることです(参加者がいなければ運営も何もない)。よって、活動を宣伝し、ここなら信頼できると皆様に思っていただく必要がございます。その準備ですが、まずは活動を透明性ある形で公開すること、そして参加候補者に個別に声をかける2つのステップに大きく分けられます。

さて、透明性ある形で活動を公開することですが、これに関してはホームページを持つことを推奨しております。ホームページ作成にあたっては、WixやJindoなどを利用すると手軽に始められます。次点ではワードプレスやブログなどでしょうか(ただこちらは記事投稿としての意味合いが強いので、やや不向き)。最近では、LINEグループやDiscordなどで活動を行っている団体がございますが、これらは基本的に参加して初めて詳細な活動内容・参加者を確認できるといった形なので、個人的には非推奨です(すでに十分な参加者を確保している場合を除く)。

次に活動の宣伝ということですが、こちらは数あるSNSの中でもTwitterをお勧めしております。そして、ある程度ターゲット層が決まっているなら個別に連絡を取る(ダイレクトメッセージで勧誘)するのが最も効果的です。イメージとしては居酒屋のキャッチの方を思い浮かべてくださればと思います(失礼の内容に声をかければ断られても気にしない)。注意しなくてはならないのは、現代においてSNS上で不特定多数を相手に投稿したからと言って、皆が見てくれるわけではないということです(閲覧できる≠閲覧する)。いうなれば、チラシを張ることは宣伝ではなく告知であり、チラシを配ることが宣伝なのです。

なお、YouTubeはどうなのか?という意見があるかと思いますが、結論から言えばYouTubeを宣伝目的に利用するのはナンセンスです。動画投稿サイトはあくまでコンテンツを披露・掲載する場所であることを忘れてはなりません。

2-3【大会・イベント開催に訳立つツール】Tonamel

山田哲子さんの関係ということで回し者のような形になりますが、大会などを開催するのであれば、現状Tonamelのサービスが最もお勧めできるサービスの1つになります。

Tonamelの公式サイト:Tonamel | 大会を、もっと簡単に。

Tonamelの利点としては、無料で使えること・スポンサー制度が充実していること・参加者自身が試合結果を記録できることでしょうか。全体として、運営としては無駄な事務作業の削減が期待されるかと思いますので、連絡手段が難しいネット上で開催する大会には強みを持つサービスでしょう。さらに、一定数の参加者を集めて認定大会となればTonamelから賞品の提供を受けられるのは他にはない魅力的な部分です。

3.【最後に】絶対解がないからこそ、いろんな手法を知るのが大事

私はこのように運営していると述べてきましたが、必ずしもこの手法が正しいわけではありません。運営しようとしている分野の文化や規模などによって正解は千差万別となります。一方で、他の運営がどのように行っているかを知ることは自身の選択肢を増やす意味でとても有意義なことだと思います。もしも、何か質問やご相談などありましたらいつでも受け付けておりますので、気兼ねなくご相談ください。

のりたま将棋クラブ noritama0114

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