(多分)6周年を迎えました

題名の通り、のりたま将棋クラブを開いてから6年が経ちました。会員さんをはじめとした関係者の皆様方にこの場を借りてお礼申し上げます。一応毎年振り返っては抱負を述べているのですが、同じようなことを書いていますね(将棋界は藤井聡太先生を中心に劇的に変わったというのに)。それだけ目標というのは立てやすく達成しにくいということでしょうか。ある日突然大成功!ということもないので、少しづつでも前進することが急がば回れの精神で大事なんだと思います。

ちょっと話題は逸れて、ここからは少しネガティブ?なことを書きます。最近、ネットの世界を見る限り、悲しいことに結果至上主義者が特に評価されるようになったのかなぁと感じています(将棋は楽観主義者ですが、ここではやや形勢を悲観的に見てます)。これは特定の個人・分野などを指しているわけではなくて、全体としての雰囲気ですね。一番分かりやすい例としては、転売ヤーの出現でしょうか。お金を稼ぐという目的達成のためなら賢い方法ではありますが、自分の行為が誰かのためになっていると胸を張って言えるのかと、個人的には強く疑問に思っています。誰かは存じませんが、これを「例えるなら『オアシスのない砂漠のど真ん中に水を運んできて売ること』と『砂漠のど真ん中にあるオアシスを独占して水を売ること』は似ているようで大きく違う」と表現したのは秀逸だと思っています。

さて、何故このようなことをお話ししたかというと、『我々の活動は目標達成のために悪魔に魂を売ってはいけない』と自分自身を戒めたいと考えているからです。当然、目標達成の陰には犠牲にしなければならないこと(時間などなど)はあるでしょう。まさに等価交換というやつですね。ただ、皮肉なことにこの世の中にも非常に魅力的な賢者の石が存在します(鋼の錬金術師が好きな人はすぐに分かるでしょうか)。そして、それに手を出した瞬間...上記に書いた転売ヤーと同じ道を歩むしかなくなるんでしょうね。また、恐ろしいのがどこまでが大丈夫でどこからがアウトなのか不明瞭なこと。きっと知らぬ間にその手で賢者の石を握りしめていた、なんていうこともあるのでしょう。とまぁ、そうならないようにと気を引き締めたいわけなのです。

ここまでうだうだと書きましたが、簡潔に言えば『楽な道を選ばずに地道にコツコツと王道で頑張ろう』ということですね。クラブが大きくなっても、できることが増えても、うぬぼれずに地に足つけて仲良く元気に活動したいなと思います。7年目に突入し二桁がチラつくところまで活動を継続できたのも、私そしてクラブに関わってくださった皆様のおかげですので、これからも何卒よろしくお願いいたします。

のりたま将棋クラブ代表  noritama0114

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