第16期名人戦リーグ戦中間リポ

のりたま将棋クラブの棋戦である第16期名人戦リーグもとうとう佳境に突入した。そこで一度振り返るために、中間リポとして簡単に現在の状況を紹介する。

A級

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A級は平均レーティングが2000を超える相変わらずハイレベルな争いとなっている。開催前の予想ではYUGEN1262が名人戦挑戦者の本命とされていたが、緒戦で初参戦である伏兵のsuzumne_aに敗れる出だしとなった。そのsuzune_aはこの勢いそのままに三連勝。次の対swim47戦で勝利すれば、名人戦挑戦権を自力で獲得するできる順位につけた。そして、そのあとを1敗のYUGEN1262、ukecyiが追いかけている。一方で降格が決まったのはMagic-Clean。勝ちのある将棋もあったものの、中々掴み切れずに多く勝ち星が偏ってしまった。順位は変わらないが、来期以降の参加に向けて黒星だけでは終われないところだ。

B級

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B級はSatohaが初参戦。実力そろいの猛者が集まるリーグとなった。注目を浴びたのはochirisu0411。爆発的なレーティングの伸びを見せ、飛ぶ鳥を落とす勢いだ。名人戦リーグ戦と並行して参戦している幽玄杯ではsuzune_aを破って決勝に進出を決めており、その充実ぶりが伝わるだろう(なお、幽玄杯の決勝進出者はみなA級に在籍経験があり)。しかし、それでも簡単ではないのがリーグ戦の面白いところ。現在、2-1で4人が並ぶ壮烈な昇級者争いが繰り広げられている。前期、入れ替え戦を制して昇級したdrkn0634は黒星が続き降級が決定した。このメンツの中では、残留するだけでも至難の業だといえよう。

C級

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C級は中堅どころが集まり、また一気に実力を開花させる人もいるために、最も順位予想が難しいリーグである。現在、最古参であるkabutoshiroが三連勝で首位に立っている。年々レベルが高まるリーグ戦でもその存在感を放っているのは流石の一言である。次のDrakee91戦で勝利すればB級への昇級を決めるため、注目の一戦になるだろう。2期ぶりの参戦となったto-sinは残念ながら降級に。対局の内容的には決して悪くないものの、終盤の二転三転するところで勝利がこぼれてしまったのが悔やまれる。

D級

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D級は最も参加者同士の棋力が近いリーグだと思われる。その中で首位を走るのは392aoma710。このまま後半戦も勝利を重ねてC級への昇級を決めるか?1敗で背後を捉えているのはmarizoとHassenka。特にmarizoは1期でC級に返り咲きたいところだ。初参戦であるfraise_blancheはリーグ戦の洗礼を受けて勝ち星が遠い。悔しさをバネに成長の切っ掛けを少しでも掴んでほしい。

備考:のりたま将棋クラブ 第16期名人戦リーグ戦

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