最好映画。 063 「トロン」 1982年。
小学校6年の時、友達たちと初めて観に行った映画がこれ。 二本立てだったんですが、もう一本を全く覚えていないくらい、これを観たくて観たくて観に行った映画です。どうせお金を払うなら、お金のかかったSFものを、なんて生意気な話です。1982年ですから、現実世界はコンピューターの中に入るなんて夢のまた夢の話で、プログラムの名前がトロン（！）だとかクロムだとか言う話よりもビジュアルに喰われてしまいました。興奮して映画館を出た記憶だけは鮮明です。光次元サイクル（ライトサイクル）だのグリッドタンクだの、今となってはなるほどな、という設定が一杯です。今ならパソコンもスマホも身の回りに溢れているので、物語世界の理解に今の方はそれほど困らないでしょうが、当時はコンピューターの中にも争いがあるなんてことは想像もしていなかったです、ホントに笑。ワープロ持っている家の方が少なかったんですから。それでも面白かったのはスゴかったと思います。監督のスティーブン・リズバーガーという人物はよほどそういったビジュアルに引っ張られたのか、以降はあまり映画撮れてないみたいです（「風の惑星 - スリップストリーム」ご存知ですか？） 。30年経って、ジェフ・ブリッジスとトロン役のブルース・ボックスライトナーが出てきたときは変に興奮してしまったのは、私だけではないはずです。 「トロン：レガシー」のとなりに一本だけひっそりありますよ。
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