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最好映画。 184 「パブリック 図書館の奇跡」 2018年。

エミリオ・エステヴェス主演・監督。監督デビュー作の「ウィズダム 夢のかけら」からずっと観ていて、「ボビー」を除けば、大体一市民の小さな話が多い監督です。「ブレックファストクラブ」「レポマン」「飛べないアヒル」とメジャーとインディーズ映画を行き来している俳優にして、23歳で監督デビュー以降、コンスタントに映画を撮り続けている、監督・プロデューサー。奢らない作品選択と、泣かせすぎない、笑わせすぎない作風が、なぜか気に入って、作品発表ごとに観るようになりました。「メン・アット・ワーク」「ボビー」「星の旅人」。「キング・オブ・ポルノ」を除く。この「パブリック」も、本当言うと、泣かせる逸話とか、コメディに仕立てようと思えばいくらでもできそうなのに、地味〜に描いてます。それがまた好きなところ。お話は、シンシナティの公共図書館で寒波を凌ごうと集まってきてしまったホームレスと、図書館司書の不思議な一夜。役者陣がやっぱり豊かで、交渉刑事役のアレック・ボールドウィン(「ブラッククランズマン 」で冒頭で衝撃を受けました笑)、クリスチャン・スレーター!90年代なにかと言うと主演映画見てたんですけど「ブロークン・アロー」以降、全然観た記憶がなくて、出てきた瞬間声上げちゃいました笑。それと、エミリオ・エステヴェス。なんで、この、うだつのあがらない主役を演じたのか聞きたいくらい、ホントにヒーロー然としていないヒーロー。この三人が軸になるので、80年代、90年代映画が好きな方には堪らないかもしれません。



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