見出し画像

最好映画。 119 「チャイナタウン」 1974年。

オリジナル脚本でフィルム・ノワール。とても珍しい成り立ちをとても重厚な画調の撮影と美術と音楽で彩った、ポランスキー作品では一番好きな映画です。ロマン・ポランスキー監督、この時期は本当に全てがスゴイです。「ローズマリーの赤ちゃん」「マクベス」と来て、いきなりのフィルム・ノワール。ジョン・A・アロンゾの撮影はなぜかこれだけなんですが、うだる暑さと濃厚なキャラクターが街を闊歩してもちっともおかしくない色調が最高です。「がんばれ!ベアーズ」「バニシングポイント」でも有名ですが、別格です。オリジナルなのに、古典みたいな音楽もジェリー・ゴールドスミスとは思えません。いろんな奇跡が集まった印象が強い映画です。お話も濃いので、心して観ないと結構やられます。探偵もののコーナーがあればそこに絶対あります。似たルックスで続編がありましたが、何か違って見えてしあったのは不思議です。

http://www.imdb.com/title/tt0071315/

www.morigu.com のんびりしてます。