呪われた都市東京

繰り返される破壊

本土空襲ではなんであんなに東京人ばかり死んだのでしょう。大阪府の空襲の死者数が１万人台なのに比べ、東京は10万人を超えました。

江戸時代からこの街は、大火事と大地震ばかりです。近代になっても、関東大震災では、崩れた凌雲閣の前に戸板で寝かされた負傷者はみんな焼死し、近隣都道府県とあわせて10万人以上死にました。

地下鉄にはサリンが散布され、かと思えば事故で脱線転覆。三河島では線路上の乗客を跳ね飛ばし、青年将校は官邸に押し入って要人を血祭りに挙げ、上野の山は官軍に砲撃され、小説家は警察署で拷問されて殺されゴミ捨て場に放置されたかと思えば、軍隊の基地に押し入って切腹したりしています。

挙句の果てには、東京の電力会社は、他県に勝手に原子力発電所を立てて、最終的に見事に爆発させました。

新型コロナウイルスの感染拡大局面では、東京は全国に迷惑をかけるエピセンターとなりました。いまや、東京の存在自体が、「絶対悪」として、他の街を生きる日本人全体の敵となりつつあります。

例えば、金沢や札幌や鹿児島などの地方の主要都市で、上にあげたような大災害が、歴史上、何回起きたでしょう。オリンピックが、毎回中止になるのも納得です。帝都大戦はほぼノンフィクションといっていいと思います。

裁きの日が近づいている

太古の昔に江戸に掛けられた呪いが、現代の東京に祟りを及ぼし、ソドムとゴモラの如く、今や街ごと滅亡させつつあります。

終末の裁きの日の足音は、着々と近づいており、すでに、東京での市民の生活は、面倒で苦悶に満ちたことばかりになりつつあります。

東京メトロの赤坂見附-永田町駅や国会議事堂前-溜池山王駅の接続は、乗り換え駅なのに、1キロはあろうかという距離があり、構内で移動するだけで、下手すれば20分以上かかります。

都営大江戸線の六本木駅は、地下７階だか8階だか、新世紀エヴァンゲリオンに出て来るジオフロントのような場所で、地上に出るのに時間と労力がかかりすぎるため、核戦争以外では利用できません。

場当たり的に穴を掘るのではなく計画的に掘れなかったのでしょうか。

車を運転すれば、複雑な道をほんの少し躊躇しただけで、ツーブロック頭の入れ墨が乗る高級車から、容赦なくクラクションを浴びせかけられます。

ミシュランの星の数世界一と称するおいしいご飯に出かければ、横柄な大将と調子に乗った港区女子に散々マウンティングされます。

ニョキニョキ伸びた高層ビルの中で働けば、給料は1円も残らずプラットフォーマと徴税代官に搾取され、東大を出ないと出世できないのか、それとも出世できないことを学歴のせいにして自分に言い訳しているだけなのかは誰にもわかりません。

薄汚い飼育小屋の家賃は云十万もします。

接待を伴う飲食店では、「お休みの日は何をしているんですか」とかくだらない質問を無限ループで浴びせられ、安居酒屋ではサラリーマンがマスクをしないで大声で騒ぎ感染。電車ではスーツ姿の中年が携帯で通話。

保険屋も半グレも、ダブルスーツで肌はテカテカで小太り。保険屋は異業種交流会を開催し、半グレは接待だ仕事だと称して夜の街でクラスター化。

新聞は老人しか、テレビは女子供バカ外人しか、見ていません。

東京は消滅する

今までの流れを踏まえれば、東京では、この先、もっと悪いことが起きるとしか考えられません。例えば、一部意見では、新型コロナウイルスの強毒化による都民のゾンビ化で、街はゾンビだらけになるといわれています。近々治安部隊は撤退して、武漢のように封鎖される可能性は高いと思います。

東京はゾンビと愚連隊が入り交じり、昼間から略奪と殺戮に明け暮れる、今のシリアのような無法地帯になるはずです。

そうなれば、首都直下地震が起きて、高層ビルは悉く倒壊し、市街地は焼き尽くされ、大津波で湾岸エリアは人も建物も跡形も残さず押し流されると考えるのが自然でしょう。

津波の後には、小惑星も落下するはずです。東京に落下した巨大小惑星は、熱線の輻射で関東地方を一瞬で蒸発させるとともに、大気に粉塵を巻き上げ、地球の気温は数年間にわたって20度以上低下します。

農産物は壊滅し、大国は限られた食料をめぐって核戦争に突入し、北京もワシントンもモスクワも消滅。人類は、原始レベルまで文明が退行した沿岸部のごく一部の集団を残して、ほぼ絶滅するでしょう。

残された人類も、遠からずやがて力尽きます。「かつて繁栄した人類を滅亡させた小惑星が落下したトウキョウベイ」として、東京湾が第二のユカタン半島になる日も近そうです。

呪詛を解き明かす

こうした東京の呪いは、いったい、いつ、誰が、かけたのでしょう。

平将門説、太田道灌説、西軍説、幕末説、青年将校説。色々考えられます。次回は、東京にかけられた呪詛に関して考察します。