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豊かさの幾何学模様

自分の『ある』を見ていくと、『無い』が鳴りを潜める…
実家の近くに「アルル」というパン屋さんがあった。今、ふと頭をよぎったので記しておきますねw


私は毎月届くクレジットカードの明細がとても怖くて怖くて仕方なかった人です。怖さがMAXになるとギリギリになるまで封を開けない時もあったほど…ここまで来ると完全に支配下に置かれた気分さえしてました。

明細を見る時は恐ろしいほどの形相だったのではなかろうか

競馬の予想屋のように耳に赤いボールペンを差し、穴が空くほどチェックすることもしばしば。
車の保険代も月払い…ボールペンでグルグルとマークしながら
「この保険代さえなければ!このヤロー!」とブツブツと文句を言うこともありました。他の項目にもいちいち文句をつけて

もう病気ですよ💧

そして…レストランでの飲食代の項目で手が止まったのです
「あれ?食事なんかしたっけか?」
家族との食事でした♪ 私はみんなでご飯を食べるのがとても好き♡
普段話せない話もここぞとばかりに聞けるし、家族もちゃんとはぐらかさずに答えてくれます

あぁ…あの時の飲食代か♡

これをきっかけに明細書が宝物のように思えたのです

お金を使って得たものがたくさん「ある」のに、まさに「無い」にばかり目を向けていました。なんなら、クレジット会社を恨むくらいw

家族との飲食。ホントこれだけです。飲み食いしても、トイレで出すものを出したらお終い…チャンチャン。残っても「あぁ~美味しかったね」かも

しかし、私は家族との楽しい時間を持てたし、美味しい食事も頂けたし、
そう!「あった」のです

支払いが先になったか後になったかの話でしかなくてね

そう思えたら、車の保険代も安全で安心を買ってることへの感謝
携帯の料金もたくさんの人と繋がれる便利なツール代
キュンとして買った洋服代は私のときめき料

ひっくり返った瞬間は正直、自分でもたまげました

先ほどこの一連のノリコの心情の変化を旦那に報告
「無いんじゃなくて、あったんだよ…お父さんありがとう」と素直に口にしている私がいました

鬼嫁の私は以前、カードの請求書を彼に突きつけながら
「今月も無い!ヤバい!どうにかして!」と辛く当たったこともありました

「ね、俺は一体いくら稼いでくればいいの?」と言われたことも
旦那の仰るとおりです💧

よく出さなきゃ入ってこないとは言うものの、どこかしら見返りを求めていたのだと思います
「ある」がベースにある今、出すことの喜びを味わえそうです
そこには忖度も見返りもない、ただ「ある」ということ

豊かさは万華鏡のように色んなカタチになったり、色の組み合わせでまるで違うものに見えたり

中に入っているモノは同じでも、こちらの見方や捉え方ひとつで特別な豊かさに変わるのでしょうね

これからは「ある」のお裾分けをしていこうと思います
まだまだだけど、私もみなさんの「ある」の恩恵をうけながら…

たくさんの愛をこめて

Share the love♡Nori


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