2.脅威のスプリント

パン、パンッ

ワンツーで相手守備を置き去りに

ボスッ

右足でクロスを上げる

バスッ

ザシュッ

ピッピー

うおー、やっぱシュー、スゲ〜

試合を決定付ける本日三つ目のアシストを決めた

ハル(春人)のテンションが爆上がり（笑）

あのワンツーがすごかった、誰もシューを止められないと、

前に走ったかと思えば

プレーの再現に付き合わされたり…

活躍できてよかったな、としみじみ感じてると

シューさん、ですよね？いつもありがとうございます〜

と、コンビニの制服の上にアウターを羽織った

ハルのお母さんと出会った

ウチとは違う系列のロゴの入ったエコバックから

アクエリアスとウィダーインゼリーを取り出し

いつもホント、ハルトがお世話になってます

と、差し出して来たので

いえいえ、小さい弟が出来たみたいで…と

ありがたく受け取る

いつもハルトが楽しくシューさんの話をするので、

いつもお世話になってますし、

今日こそは何とか試合に間に合うようにと、と思ったのですが、、、

いえいえ、そう思ってくれるだけでも、、、

そして、家でボクのことを話してるんですね

ありがとな、ハル

と、頭をポンポンとする

だってさー、シューすごいんだぜ！

シュシュっと相手を抜くし

クロスもピンポイント！

何回もチャンスを作って

ヒーローだったんだぜ！

とまたもや、爆上がり（笑）

おっ！今日はキレキレだったしな！

ハルが来ると調子良いし

いつも来るか？！

ウンッ！

あはは、冗談だよ

ハル、俺みたいに速く走りたいか？

ウンッ！

じゃあ、明後日の夕方もまた頑張ろうな！

オウッ！シューを超えるぞーと、

前を歩くメンバーを抜き去っていく