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病気でも何でもない -2024年6月10日の日記

□6月10日
私は普段酒を全然飲まないのだが、今日はたまたまワインがあったので飲みながら絵を描いたり動画を見たりしてみた。これを書いている傍らにもワインがある。なんか、案外普通かも。確かに体はぽかぽかしてるんだけど、思考が曖昧になるとか、凄いエッチな感じになっちゃうとかそういうのは無い。量が少ないんだろうけど。一杯しか飲んでないので。

でもワインって度数13%とかあるよね。
成人したての頃、ほろよいとかいう缶チューハイ?を飲んだ時は飲みきる前にすぐ頭がぽやぽやになって寝ちゃったんだけど、いつの間にか強くなっていたのか。それとも酒って質によって酔い方が違うとかそういうのあるのか。

私が普段酒を飲まないというのには、ある拗らせた理由がある。

もう成人してから幾年か経つけども、未だに私の腹の中には「大人になりたくないよぉ」と泣き喚く虫がいる。きっと皆の腹にもいると思うが、私の虫は特大。グロいからモザイクかけてほしい。

私は少女性が好きで、17歳頃にはもう少女であることの尊さを知っていた。
だからその頃からこの ”大人になりたくなさ” は始まっていた。20歳になって、役所から「成人おめでとう」という手紙が届いたときには深く絶望したのを覚えている。「絶望した」とかなんとか言って写真付きでツイートしたと思う。

所謂 ”性嫌悪” や、社会に馴染んでいけない未熟さなど。肉体が大人になっていくに伴い、税金とか労働とか大人の女に向けられがちなアレソレとかのあらゆる重荷が課せられていくことが苦痛で、社会、勝手すぎる!と憤っていた。今はそれが怒りから諦めに変わった。

そして当然の如く労働のレールから逸脱し、生きてるんだか死んでるんだかわからないような生活をしながら、ぬいぐるみやマスコットやシール集めなどの少女的趣味で精神を保っている、歪なおとなこどもに成り果てたのが現在。

大人っぽいとされるものになかなか足を踏み入れないのはこれらの理由からだ。
酒、たばこ、ギャンブル、男女混合の妙な雰囲気の食事、あとなんか主に夜とかに行われる性的な交わり。そういうことをしたくないという気持ちがずっとある。年々高まっているまである。

いや、性的なものは嫌いではないんだよ、エロ同人とか読むし。読んだり見たり想像したりはする、それはむしろ少女性だとすら思う。そこから、私自身が誰かと…みたいになってくるともうそれは大人の領域なんだよな。

こういう現象、いろんな人に起こってると思うしなんか名前ありそうだな。ピーターパン症候群が近いかもと思ったが、調べてみたらちょっと違った。でも多くの人がこのような状態にはなっているらしい。そりゃそうだよね。


全然違うかもしれないけど、母子家庭なのも影響してるかもな。
父性が好きで。BL漫画を探すときも、父親ものがあったらほぼ確実に飛びつく。いや、それは単なる性癖だから違うか。母子家庭育ちの女がみんな父親凌辱もので興奮するわけでは無いからな。そこは違うか。

でも、確実に私は父性を求める傾向にある。好きな俳優とかもう、軒並み50代だもんな。つまり父不足による不均衡…?
というか母子家庭で且つ母親も放任気味だったので、単に満足な子供時代を過ごせていなかったのが、私がおとなこどもと相成った原因かもしれない。こう言うとなんか可哀想な子みたいだけど、別にそうでもない。貧乏ではあったが貧困では無かったし、ごはんも普通にもりもり食べてた。母は普通に優しかったし。

でも、もしかしたら親、特に父親のような感じの人に思いっきり子供として扱われて育成してもらえたら、私の「大人になりたくないよぉ」がばちっと治まるのではないかと少し考えたが、キショすぎるからやめた。(私の父になってくれるかもしれない人…なんかビームサーベルに貫かれて死にそうだし。)

父親が居なくて不便に思ったことなど無かったが、ここにきてこんな弊害があったと気付くとはね。

弊害でもないか。こんな生き方をしている人間が居たって良いよ。

そんなに父性を求めるなら実の父親に会ってみるのも手?とも考えたが、聞くところによると私の父親はろくでなしのクズのようなので、そんなのに父性もクソもないだろ。どこで何をしているか、生死も不明だし。
あーあ、コリン・ファースの娘になりてえな。


ワインが無くなったので、お茶を飲もうと立ち上がったらふらついた。
なるほど、これが酒か。

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