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解説【#1】 紙と鉛筆だけでつくれる2コマアニメ「マジックロール」の作り方/遊び方

みなさん、こんにちは。図工家の「のりしろ太郎」です。
私は日頃、絵を描いたり、工作をしたり、映像制作をしたり、クリエイティブな毎日を過ごしています。2021年10月8日(金)18時に「図工家のりしろ太郎」YouTubeチャンネル記念すべき第一本目の動画を公開しました。このチャンネルではより「つくる面白さ、創造する楽しさ」をみなさんに届けられるようコンテンツづくりを行っていくつもりです。まずはチャンネル登録者1000人を目指し励んでまいります。どうぞチャンネル登録もよろしくお願いします。




〈 YouTube 〉
【#1】 紙と鉛筆だけでつくる2コマアニメ「マジックロール」

【 YouTube投稿動画へのリンクはこちらから】



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紙と鉛筆だけでつくれる2コマアニメ「マジックロール」

では、のりしろ太郎のYouTubeチャンネル、記念すべき第一回目は、わずか2コマで動くアニメ「マジックロール」のご紹介です。YouTubeでお話しさせていただいた内容に補足し、使用機材の紹介などを追記しています。動画ご視聴と合わせてご覧いただけたらと思います。


では、さっそくこの動画、わずか2コマで動くアニメ「マジックロール」について解説させていただきます。

「たった2コマでアニメができるの?」とお思いの画面の向こうのあなた!マジックロールをあなどっちゃいけませんよ。立派にアニメーションします。マジックロールは、アニメの原理が分かり、遊びながら自然と、映像リテラシーを深めてくれます。静止画と異なり、動きのあるアニメは、視覚的なインパクトがとても大きいです。マジックロールを応用し、デジタル化してパソコンに取り込むことで動画コンテンツはもちろん、ECサイトのWEBバナーなどへの展開も期待できます。学校やご家庭、職場でも手軽にどこででも楽しめるマジックロールをチビッコのみんなはもちろん、大人の方も楽しみながら挑戦してください。

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それでは、マジックロールに必要な材料と道具をお伝えします。
カメラもパソコンも電源すら必要ありません!
必要なものは、紙と鉛筆。これだけ!

強いてもう一つだけ必要だとすれば、あなたのアイデアです!
普段は、テレビやYouTubeなど見る側の立場だと思いますが、今度はあなたが作って見せる側です。あなたは未来のトップクリエイター!「創作する楽しさ」を見つけてください。さぁ、それでは「マジックロール」制作をはじめましょう!


必要な材料と道具

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A3サイズの紙
鉛筆
カッター
定規

私のおすすめする鉛筆は「トンボ鉛筆」です。この持ち手のグリーンの色が大好きです。私の好みは濃い2B。柔らかな芯は描きやすくて好きです。トンボ鉛筆さんいつもありがとうございます。いつか機会があれば、ちびっこ向けワークショップをご一緒に企画できればと願っています。


「マジックロール」のつくり方


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【1】 紙を切ります

まずはじめに、A3サイズの紙を三等分にします。
1本目を切って、同様に2本目を切ります。3枚のうち1枚を使います。
そのほかの2枚も使えますので、残しておきましょう。


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切った後の紙のサイズは420mm×99mmです。


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2つ折りにします。下の紙と上の紙。2枚重ねの紙ができました。


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A3サイズの紙がない場合は、A4サイズの紙でも代用できます。A4サイズの紙を三等分します。3枚に切った紙のうち、2枚を使用します。その2枚の紙を重ねます。セロハンテープを貼り、重ね合わせましょう。2枚重ねの紙ができました。A3サイズの紙がなくても、できましたね。


【2】 2コマの絵を描こう

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上の紙をめくり、まず最初に下の紙に1コマ目の絵を描きます。重量挙げのアニメを描くことにします。筋骨隆々の選手を描いていきましょう。さぁ、これからバーベルを持ち上げるぞ、といった緊張の一瞬。胸毛を描き加えて、力強く表現します。下の紙に1コマ目が描けました。


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続いて、上の紙に2コマ目の絵を描きます。下の紙に描いた絵がうっすら透けて見えるので、それを手掛かりに2コマ目を描きましょう。見事、バーベルを持ち上げることに成功した瞬間。2コマ目が描けました。2コマアニメ、マジックロールの完成です!


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ワンポイントアドバイス

左右に余白を空けておくとアニメがしやすくなります。


マジックロールで遊ぼう

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上の紙に鉛筆をクルクルと巻きます。下の紙は巻かないように注意してね。巻かれた紙がぜんまいのように丸まり、バネの役目を果たします。これで準備OK!


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鉛筆を左に動かし、力を緩めるとボヨ〜ン!紙が元の丸まった状態に戻ろうとする反発力が生じます。この力でアニメーションさせるのです。


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鉛筆を左右にスライドすることによって、上の絵、下の絵と、繰り返し交互に見えるのです。このように2コマのアニメーションが生成されます。これが2コマアニメ「マジックロール」です。重量挙げの選手がバーベルを持ち上げる見事なアニメーションです。たった2コマでも、アイデア次第で面白い表現ができますね。さぁ、君もマジックロールづくりに挑戦してみよう。


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残っている紙で、もうひと作品描いてみます。
怒ったタコがスミをはくアニメなんて、どうでしょうか。下の紙に平常時のタコ、上の紙に怒ってスミをはくタコの絵を描きます。あっという間に完成!さっそく、マジックロールに挑戦!

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怒ったタコが見事にスミをはくアニメができました。
わずか2コマでも、立派なアニメを表現可能ですね。ローテクだけど驚き!


作品紹介

その他にも制作したマジックロール作品をいくつか紹介します。

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〈 作品名:タコ 〉

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〈 作品名:重量挙げ 〉


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〈 作品名:ふくろう 〉


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〈 作品名:カエル 〉

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〈 作品名:乗馬 〉


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〈 作品名:金槌 〉


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〈 作品名:ランナー 〉

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〈 作品名:鳥 〉


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【次回予告】 命を吹き込むコマ撮り「ストップモーション」

1コマづつ撮影して、動かないものに命を吹き込めば、あら不思議!動き出すぞ。あなたもストッップモーションに挑戦しよう。お楽しみ!


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