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図工家の仕事道具【18選】monologue30

おはようございます。のりしろ太郎です。
冒頭から唐突ですが、皆さんに質問です。

”お気に入りの文房具や愛用している仕事道具はありますか?”

皆さんから、頼まれてもいないのに何ですが、今日の「monologue」では、私の使っている道具をご紹介させていただきます。自分で言うのもなんですが、かなり多岐にわたり幅広いジャンルで創作に励むクリエイターの私。今回は図工家として使用している道具を中心にご紹介させていただきます。「あっ!私も同じものを使っている!」「私はコレを使ってます!」などなどお気軽にコメントくださいね。
なお、今回の投稿は、YouTube「TOOLS クリエイターの道具 | 図工家」で公開中の動画をnote版として再編集して書かせていただいたものです。noteと合わせて、ぜひYouTubeもご視聴いただけましたら幸いです。
そうそう、チャンネル登録・高評価も何卒…  m( * c * ) m

それでは、図工家のりしろ太郎が、創作する上で欠かせない道具たちを 今回はご紹介させていただきますね。特別おしゃれだとか、とんがっているプロダクトだとか、そんなんじゃありませんが、どれも使いやすくて、私のお気に入りのものばかりです。ではどうぞ!

no.1 _ 銀座の画材屋「月光荘」の鉛筆

使いすぎてかなり短くなってます。実際はもっと長い鉛筆です。鉛筆の太さは一般的な鉛筆よりもかなり太く、芯も太いです。鉛筆の濃さはなんと8B。めちゃ濃いです。
専用のヌメ革のキャップも売っています。8Bの芯は柔らかいので、ちょっと触れるだけで黒くなっちゃいます。キャップに入れておけば汚れることなく安心です。
ヌメ革のキャップは、使い込むうちに飴色になり味わいが増します。

トップバッターは、筆入の中に常に忍ばせている銀座の画材屋「月光荘」の鉛筆。太くて握りやすくて、なめらかな描き味です。芯は8Bなので とても優しくて やわらか。太い芯も特徴のひとつ。使い終わった後はキャップにしまっています。緩いタッチのイラストがあった場合はこの月光荘の鉛筆で描くことが多いです。長年愛用しているお気に入りの鉛筆です。

no.2 _ ぺんてる サインペン

超定番のサインペン黒。書き味滑らか。水性ペンを今までいろいろと試してきましたけど、文字もイラストも描く時はこのペンに落ち着きましたね。
黒だけでなく、赤や黄色、水色、緑、オレンジとカラーバリエーションも豊富です。

このぺんてるサインペンに書き味で勝るペンを私は知りません。NASAの宇宙船にも持ち込まれたそうですよ。黒色だけでなく赤色や黄色、緑に、水色、いろんな色があり絶賛愛用中!

no.3 _ 消しゴムは決まってトンボのMONO

消しゴムはMONOで決まり。いつの頃からか定かじゃありませんが、私はず〜っと消しゴムはMONOを使っています。

no.4 _ 真鍮のシャーペン

たしか渋谷区千駄ヶ谷のKOKUYOのTHINK OF THINGSで買った記憶がある真鍮のシャーペンです。一般的なシャーペンよりも太い0.9mmの芯。2Bを愛用しています。真鍮製なので、使い込んで随分と味わいが出てきました。

no.5 _ 油性ペン マッキー極細

定番中の定番!油性ペンといえばマッキーでしょう。こちらは極細。

no.6 _ ZEBRA SARASA

黒・赤・青 3色ボールペンZEBRA SARASA滑らかな書き味はクセになる。

no.7 _ ステンレス製 シンワの定規 15cm

カッター作業でもプラスチック製と違って、定規を痛めません
プラスチック定規じゃダメなんですよね、プロの図工家はステンレス製で決まり。
定規を文房具の用途だけではなく楽器としても楽しんでいます
机の端などで片側を固定して…
ビヨヨ〜ンと弾けば、ちゃんと音が出ます。固定する位置を変えると音程が変わり、けっこう演奏を楽しめます。

文房や定規を使った演奏は、こちらのYouTube動画をご覧ください。けっこう、おもろいんですが、再生数が回らない...皆さんご視聴ください♫

no.8 _ 筆入は月光荘

こちらが月光荘の筆入れ
シミや汚れも味わいのうち。経年変化を楽しんでいます

no.9&10 _ カッターとハサミ

図工家として欠かせない道具。カッターは特別これじゃないと、ってわけじゃないんですが、メーカーはOLFAで決まり。シンプルなデザインのものを私は選んでます。
ハサミもシンプルなデザインのものが好ましいですね。それにしても図工って面白い


no.11 _ TURNER POSTER COLOUR

これまで様々な絵具を試してきましたが、私はこの不透明水彩が妙にしっくりきてます。ターナーポスターカラーを30年以上愛用しています。いったいお前はいくつなんだ?って感じですね。30年って!
梅皿パレットを使ってます。私の場合は使用後もパレットを洗いません。これが不透明水彩の利点でして、一度固まった絵具も水を濡らせば、また柔らかくなって使えます。アクリルガッシュではそんなこと無理ですからね。固まったら戻らない。
Adobe Photoshopがいくら優れていても、アナログにはまだまだ勝てない。
絵具が乾ききる前に絵具を重ねると、自分の予想を超えた表現を見せてくれることが多々ある。予定不調の美が生まれる。

Adobe Photoshopがいくら優れていても、アナログにはまだまだ勝てない。そう私は思ってます。絵具は、ある程度自分の思い通りに描けるかもしれないが、思いがけないところで滲んだり、絵具が濃くなったり、薄くなったり。かすれたり。そういった偶然性と趣きが美しさに深みを出してくれます。

no.12 _ 書道用の細筆

私は書道の細筆を子供の頃から愛用しています。小学校の頃、嫌々だったんですけど、書道に通っていました。だから書道用の細筆は家にあったんです。そこにあったから使い出した。そんな感じです。ただ、今では書道の細筆が一番使いやすくて好きです。毛先のしなり具合、柔らかさ、どれもしっくりきます。
20歳前後の頃はこれでももっとうまかったですよ。その頃は自分なりに写実的に描くようにしていました。今はそのような描き方はしてません。だってAdobe Photoshopがありますからね。フィルター一発で似たような絵が瞬間で仕上がったりしますからね。だからなのか、横着しているのか、わかりませんが、さらさらっと、良い意味で「いい加減」に絵を描くことが多くなったわけです。上手くなくていいんです。描いていて楽しければ。

no.13 _ COPIC

私は絵具のにじみが好きなんですよね。
こちらは「COPIC」というペンです。
めちゃくちゃ滲むんですよ。普通のペンとは全然違った書き味が難しい。
たくさんの色が用意されています。しかも薄い色から濃い色まで何段階も用意されていて、微妙な表現を楽しめます。主にタコや海藻を描いています。なぜでしょうか。私にもわかりません。本能に身を任せ、描きたいから描いています。

コピックについて
コピックはTooグループで開発したアルコールマーカーの名称であり、用紙類やエアブラシなどの製品を含むブランド名です。コピックのマーカーは358色ものラインナップを持ち、インクや本体の品質の高さや繰り返し長く使用できる点などが評価され、デザインの作画、イラストレーション、漫画の着彩、クラフトなど様々な分野で活用されています。1987年から発売を開始し、現在は世界70カ国以上で販売しています。

COPICウェブサイト より抜粋
アルコールをベースにした染料インクを使用しているので、透明性が高く、鮮やかな発色をが特徴。
2021年の時点で358色をラインナップ。今はもっと増えているかもしれません。基本的な色に加えて、極薄や濁色、蛍光色、微妙な色の異なるグレーなど幅広い色味を揃います。
このペンを使って私はタコや海藻を描いています。あまり他のモチーフを描かないんです。理由は私にもわかりません。本能の赴くままに。


no.14 _ 油粘土 クレイトーン

私のりしろ太郎といえば、油粘土クレイトーンがトレードマークとも言えるくらいの存在。油粘土は道具の紹介と言うよりも材料の紹介ですね。まぁ、よしとしてください。昔は小麦粘土プレイドーをよく愛用していましたが、今はこちらを使っています。
常に在庫は切らさずにあります。私にとって宝の山です。
スカルをモチーフにたくさんつくってきました。制作過程は、私のYouTubeの動画でご視聴いただけます。油粘土好きの方はご視聴くださいね。
特に理由はないのですが、どういうわけか緑色の肌をしたキャラクターをこれまでたくさんつくってきました。まぁ、緑色が好きなんでしょうね、私は。
スカルと並んでたくさんつくっているモチーフのタコ。吸盤を取り付ける作業が結構な忍耐が求められるんですよ。永平寺の修行僧にでもなった気分で作業を行います。この時は決まってスガシカオProgress『プロフェッショナル 仕事の流儀』のテーマソングが頭の中で流れます。

図工家のりしろ太郎といえば粘土ですね。クレイトーンというアメリカの油粘土を使っています。常に在庫はたくさんストックしてます。このままお店を始められるんじゃないかなってほどです。メーカーから直接購入しています。
粘土造形は大人になっても楽しい。つくったキャラクターを動かして、クレイアニメを作るんですよ。制作の模様やクレイアニメはこれまでたくさんの動画を投稿しているので図工好きな方は、ぜひご覧くださいね。
油粘土で100体のクレイキャラクターづくりに挑戦した動画も投稿しています。よろしければどうぞ。


アトリエの引き出しはご覧の通り。これまでつくった作品でいっぱいのりしろ太郎の生首!ちょっと怖い…
これまでつくったキャラクターの一部が残されています。
こちらはキャラクター山折谷子の頭部と胴体。
油粘土にはCGには真似できない味わいがある。

アトリエの引き出しはご覧の通りです。これまでつくった作品でいっぱい。
のりしろ太郎の生首!ちょっと怖いですね…クレイキャラクターであふれかえっています。図工好きにはたまらない空間なのでした。ちびっこ諸君!大人になっても油粘土で遊べるのでご安心を。仕事って楽しいんだよ。

no.15 _ カメラとレンズ。主にLUMIXとSIGMA

図工家としてのアナログな一面があれば写真や動画クリエイターとしてデジタルな一面もあります。レンズ交換式のミラーレス一眼カメラは、私にとって欠かせない道具。映像メディアの表現がこれまた面白いんですよ。焦点距離やF値の異なるレンズもたくさん揃えています。
ジョージルーカスやスティーブンスピルバーグになった気分で動画撮影に臨んでいます。撮影時にはスターウォーズの音楽が私の頭の中で流れています。

図工家としてのアナログな一面があれば、写真や動画クリエイターとしてデジタルな一面もあります。レンズ交換式のミラーレス一眼カメラは、私にとって欠かせない道具です。カメラは何台も所有していますが、焦点距離やF値の異なるレンズを何本も持っています。マクロレンズを使って、体長数ミリの蜘蛛を撮ることもあれば、大空を漂う雲を撮ったり、猫の広報室長「はむ」さんを撮ることもあります。
被写体に合わせて、適切なレンズに交換して撮影しています。それが実に楽しいですよ。まさにクリエイターの仕事道具です。


雲を被写体に撮影。長時間撮影していると雲が発生しては流れて消え、また生まれては流れていく。いつも見ている雲の形や動きも、とても美しくて面白いです。
こちらはクモはクモでも、小さな蜘蛛。マクロレンズを使って体長数ミリの蜘蛛を撮影。こんなにも蜘蛛って、豊かな表情や仕草を見せるんだと驚かされます。マクロの世界って実に面白い。
弊社の広報室長ハムさん。日中はだいたい寝てます。元保護猫で我が家に来た当初はこちらを警戒していつもシャーシャーと威嚇してきたけど、今では超絶甘えん坊。蛙化現象なんて言葉がありますが、ハムさんの場合は犬化現象が起きていて、犬のようについてくるようになりました。

no.16 _ ドローン

動画撮影は地上からはもちろん上空からも。高度150mからの撮影はまさに鳥の視点で面白い。

欲しい画があれば空からだって撮影します。ドローンを使っての撮影は、まさに鳥になったような気分で撮影できます。
実は私、国家資格「二等無人航空機操縦者技能証明」を取得しているんですよ。
街、海や山、鳥になった気分で、この大空を羽ばたきたい。

ドローンを使った撮影は実に面白い。
こちらは石川県加賀市加佐の岬。加賀海岸で最も日本海に突き出した岬。絶景が楽しめます。

no.17&18 _ MacとAdobe Creative Cloud

Mac Book ProとAdobe Illustrator。このアプリケーションが世の中に存在するアプリの中で最も好きです。「もし無人島にアプリを一つだけ持っていくならば何?」と聞かれたら間違いなくイラストレーターです。そもそも、そんな質問する人いないか…
こちらはAdobe Character Animatorのモーションキャプチャー技術を用いたアニメーション制作風景。アナログな粘土キャラクターを私の目の動きや頭の動きに合わせて、キャラクターが動きます。揺らぎを感じる自然なアニメーションが本当にすごいの一言!はじめて見たときは感動でした。

 MacとAdobe Character Animatorのアプリを使って最先端のモーションキャプチャー技術を用いたクレイアニメづくりを行っています。その他にもグラフィックデザイナーなら必ず使っているAdobe IllustratorやPhotoshop、映像制作には欠かせない映像編集ソフトPremiere Proなど使っています。
アナログ、デジタル問わず、いろんな材料や道具を使って創作してます。あなたはどんな道具を使っていますか?大好きなアプリはありますか?

図工って面白い。創作する喜びや表現する楽しさを、私はもっと多くの方に伝えたい。

子どもの頃のヒーローは
野球選手でもサッカー選手でもなく
ノッポさん

子どもの頃は、時間があれば絵を描いたり工作したり、創作することが大好きでした。もちろん、得意な科目は図工でしたね。どの授業よりも大好きでしたからね。まさに”好きこそ物の上手なれ”ですね。
学校の授業が、ぜんぶ図工だったら、どんなに幸せだろう。そんなことを考えている小学生でした。大人になった今は毎日、一日中「図工」をしています。小さな頃に抱いていた願望は、今は現実となってます。これが「図工家」の私の仕事です。

幼い頃夢中になった「好きなこと」を
また始めよう

国語や算数、勉強が苦手だっていいんですよ。音楽や体育ができなくたっていいんです。自分が好きなことを見つける。それが勉強じゃなくても遊びでも構わない。私が見つけたのは図工だったんです。勉強に疲れている学生さん、仕事でストレスを抱えている大人の皆さん!幼い頃、夢中になった「好きなこと」を、
また、はじめてみませんか?
夢中になってみませんか?

人生無駄なんかない

最近思ったんですよ。大人になって変異賢くなって、効率を求めるようになって、無駄がなくなったと言いますか…
人生無駄なことなんて、ないと思ったんですよ。一見無駄そうでも、この先の未来の何かに繋がっている感じがして。
最後の締めくくりで、ちょっと道具の話から横道それましたが、まぁ、好きなことしましょう。自分だけのお気に入りの道具を見つけて、お気に入りの道具を使って、好きなことをもう嫌になるまで、やっちゃいましょう。難しいこと考えずにね。

偶然生まれる絵具のにじみが好きです。予定不調和な美は私の想像を遥かに超えたクリエイティブな表現が見られます。
乾き切る前に異なる絵具を並べて塗ると混ざり合います。黄昏時のマジックアワーのように美しい世界が生まれます。自分の想像を遥かに超えた予定不調が美しい。

おわりに

図工家のりしろ太郎が愛用する道具のご紹介でした。
ただいまnote毎日投稿に挑戦しているんですよ。まずは100日投稿を目指してます。皆さんのフォロー、すき、コメントが執筆の励みになります。

m ( * c * ) m

また私のnoteに足をお運びいただけましたら幸いです。
それでは良い一日をお過ごしくださいね。またお会いしましょう。さようなら☆

クリエイターのりしろ太郎の活動は、十月のオクトパス websiteをご覧ください。

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