プロダクトの美を切り撮る。NEUTRAL FURNITURE AND SUPPLY CO.〈monologue61〉

おはようございます。のりしろ太郎です。
私は石川県金沢市に住んでいます。会社も同じく金沢市。
昨日はロゴデザインの打ち合わせがあり、金沢から南に車で1時間ほど走らせた加賀市に向かいました。打ち合わせが終わり帰社するつもりでしたが、打ち合わせ場所と偶然にも同じ町に知人が経営する家具屋さんがることを思い出し、立ち寄ることにしました。その家具屋さんが今回ご紹介させていただく「NEUTRAL FURNITURE AND SUPPLY CO.」です。
NEUTRAL代表の濱田 健慈さんは、実は古くからの知人です。私は「ハマケン」と呼ばさせてもらってます。このnoteでも「ハマケン」の愛称で書かせていただきます。私よりも若く男前で心優しいという、非の打ち所がない人物です。いつ会って笑顔で振舞う彼の怒っている顔をみたことはありません。
NEUTRALの家具は、家具を仕入れて販売しているのではなく、代表のハマケン自ら作り出したものを販売しています。彼の造る家具たちは、一点一点丁寧に愛情を注ぎ生み出されています。椅子や机、チェスト、造作キッチンまで。いわゆる量産品の家具とは異なり、同じかたちをした椅子であっても、それぞれの椅子に個性を感じます。彼からは私とは異業種ながら、たくさんの刺激をいただいています。アウトプットのクオリティはもちろんですが、仕事に対する姿勢であったり、道具へのこだわり、学ぶべきところばかりです。私が尊敬する人物の一人です。そんな私が愛すべきハマケンのNEUTRAL FURNITURE AND SUPPLY CO.の店内にお邪魔させていただきます。

自然に囲まれたロケーションにたたずむNEUTRAL FURNITURE AND SUPPLY CO.

NEUTRAL FURNITURE AND SUPPLY CO.

皆さんが家具がお好きで石川県に来たならば、NEUTRALへぜひ訪れてください。木の対話しながら丁寧につくられた椅子や机、チェストをご覧いただければ、良質なプロダクトだと誰もが気がつくことでしょう。またロケーションにも驚きます。大きな空の下、緑豊かな自然の中を車で走らせてお店に辿り着きます。お店に到着する前から映画のストーリーは始まっているかのようです。

NEUTRAL FURNITURE AND SUPPLY CO.
石川県加賀市小塩辻町井79-1
TEL. 0761-76-5226
営業時間　12:00～18:00
定休：日・月

NEUTRAL FURNITURE AND SUPPLY CO.

NEUTRAL KAGA SHOP AND FACTORYのサイン

道路に面した店舗正面。

建物の中にはショップがあり、その奥にはアトリエがあります。

こちらが入り口ドア随分と凝った造形です。些細なところにも遊び心が見つかります。

それでは店内へ

それでは店内へお邪魔します。

規格外に横幅の広い扉。こちらの扉もオリジナルのものですね。実に凝っています。

天井は構造体が剥き出してインダストリアルな雰囲気があります。

個性豊かな椅子がずらりお出迎え。

木と鉄の素材を組み合わせた造られたスツール。丸と四角の構成が面白い。

シンプルでミニマムなデザインの中に温もりを感じます。

テーブル、椅子、ソファなど、多くの家具が展示されています。

インダストリアルな照明も素敵。

こちらはアイアン作家「マーヒー」作、ランプシェード。叩き出された風合いが実に趣あって良いですね。

その隣には、ひとまわり小さなものもありました。

こちらはチェスト。美しい木目です。とっても面白い。

ガラス作家「金子朋恵」さんという方の作品。日差しを浴びて美しい。

真鍮製の一輪挿しやオブジェなどの小物たち。

ちょうど夕方に差し掛かった頃。西からの日差しが店内に差し込みます。加賀の日差しは金沢よりも柔らかく感じるのはなぜ！？

ショップの奥はアトリエになっています。

ガラス越にアトリエを覗かせていただきました。たくさんの工作機械が点在していてまるで作品のよう。アトリエも興味津々。そんなわけで中を拝見させていただくことになりました。

アトリエ入口の壁面には、様々なカンナが並んでいます。それにしてもカンナひとつにしても、これだけいろんなものが存在するんですね。

いろんな種類の木工の工作機械が並んでいます。どの機械もどこか懐くしい印象で、これぞ仕事道具といった佇まいをしています。

木工については何の知識も持ち合わせてなく、工作機械を使ったこともありませんが、ボタンはダイヤル、ハンドルをみているとワクワクして胸が高まります。

古い鉛筆削がありました。MAX ACE。エースの中でもマックス級の鉛筆削です。相当削りっぷりも良いのでしょう。

ショップもさることながら、アトリエもずって眺めて過ごせます。

クラフトマンの機械や道具に対するこだわりを今度は聞いてみたい。

変わった電球ですね。いろんなところで、いろんな発見があります。

皆さんも石川県加賀市に来たら、ニュートラル へぜひ寄ってくださいね。ウェブサイトからも家具をご覧いただけます。ご興味を持たれた方はぜひご覧ください。

手の形をした造詣が面白い扉にタッチしてさようなら。

おわりに

今日はアポ無しで訪れたにもかかわらず、快く迎えていただき、さらにはカメラをたくさん撮らせていただきました。あいにくオーナーのハマケンは不在でしたが、存分にNEUTRAL FURNITURE AND SUPPLY CO.を堪能させていただきました。皆さんも石川県加賀市に来たら、ぜひ訪れてくださいね。あなたにぴたりとあう生涯付き添える家具たちに出会えることと思います。それでは、またお会いしましょう。さようなら。

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