スポーツを通じて大人になる
(以前所属していたクラブで選手、保護者に向けて書いていたFacebookの記事をなるべく身バレしないよう数ヶ所修正して転載)
【ジュニアユース ONZECUP】
※2日目の内容はジュニアの選手にも読んでもらいたいので、時間があれば読んでね。
1月18日(土)〜19日(日)、ONZECUPが行われました。
結果...
1日目:予選リーグ
vs 〇〇 0-6
vs 〇〇 6-0
vs 〇〇 1-0
予選2位
2日目:2位トーナメント
vs 〇〇 0-0 PK負け
vs 〇〇 0-2
まずは1日目。
初戦でボコボコにやられました。
前回U-14選手権では引き分けたみたいですが、それは一旦忘れよう。
ベストに近い状態で相手をしてもらえた今日の差がリアルな実力差です。
10回試合したらたぶん10回負ける。
じゃあ今後公式戦で当たったら必ず負けるのかといったらそうではない。
実力差を完全にひっくり返すのは難しいけど、試合の結果をひっくり返すことはできる。(と思う)
けどそのためには日常を変えること。
毎日のトレーニングを手を抜いてるとは思わないけど、質へのこだわりはまだ足りない。
今まで「良し」としていた事にも厳しく目を向けて、もっとトレーニングの質を上げていこう。
けど1日目の残り2試合は素晴らしい試合をしていました。
深く触れたいのは2日目の内容。
ここから先少し難しく書いているけど、できればジュニアの選手にも読んでほしいです。
今日の試合、やってた選手や観ていた保護者の方にしかリアルな状況は伝わらないですが、試合が少し荒れました。
誤解を生みたくないので選手を守りますが、ウチの選手が何かしたとかではないです。
球際の勝負が激しくなる中で、相手のプレーやジャッジにウチの選手がイライラしていただけです。
まず一つは、試合中のジャッジに対して選手がどうこう言うことはしないように。
今日の試合でしていたわけじゃなくて、こういう機会に書いておこうと思って。
サッカーの試合において選手が審判に抗議したところで、ジャッジがひっくり返る事はほとんど無いです。
それどころか抗議した事によって、自分たちの不利益になるケースの方が多い。
「ファールだ!」と思ったとしても笛が鳴るまではやる、これが当たり前。
しかし本当に危険なプレーがあったり、選手を守らないといけない時にそれをするのは我々指導者の仕事。
仮にそれで僕が退席処分になったとしても選手は11対11のままなので。
選手自身は思う事があってもプレーに集中してもらいたい。
もちろん指導者も普通は抗議なんかしないです。
また、「やられた事をやり返す」これも違う。
それはもうただの子どもの喧嘩。
だから一度、たった一度だけどウチの選手が手のファールをやり返したので交代させました。
そこからは交代した本人、他の選手も少し冷静になったかな。
賛否両論あるけど、僕はサッカーにおいてマリーシアは一つのテクニックだと思います。
もちろん好きではないので、ウチの選手に勧めるつもりはないですが。
でもそういうプレーのウマいチームと当たったとき、それでイライラして試合を上手く進めれなくなるなら、その部分で相手の方が一枚上手だったということ。
それが試合の勝ち負けに影響してしまう自分たちの今の実力の足りなさを認めること。
そんなものに影響されないくらいのウマさ、強さを身につければいいんですよ。
たしかに今日の試合を観ていたらイライラする気持ちはすごくわかる。
というかサッカーって難しいから、色んなとこでイライラしてしまうスポーツですよね。
自分のプレーがウマくいかないとき、味方のミスが重なったとき、今日みたいなジャッジに不満があるとき...たしかにムッとなるんですよ。笑
そのイライラをどうするのがベストなのかは色々意見があると思いますが、僕はやっぱりグッと我慢してプレーに集中するのが1番だと思ってます。
それができるのが一流のメンタルなんじゃないかな。
イライラする気持ちに負けちゃう選手はまだまだ子どもだと思う。
そういう感情をコントロールできるようになるのが、「スポーツを通じて大人になる」ってことの一つなんじゃないですかね。
しかしこういう事はありましたが、この2日間の試合は充実した内容でした。
ボールを保持し続ける、ボールを使って相手を動かす、変わっていく状況をしっかり見てプレーする、やりたい事がだいぶできるようになってきました。
新チームになってからまだ2週間ですが、リーグ戦開幕に向けて準備は順調。
一つ一つの試合の結果にもこだわりたいとこですが、今は目先の勝利よりも確実な成長を優先します。
もっと成長してリーグの開幕を迎えましょう。
大会を運営してくださった〇〇の皆様、試合をしてくださった関係者の皆様、ありがとうございました。
また、遠くまで送迎、応援してくださった保護者の皆様、ありがとうございました。
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