想像力

これは素敵だ
たのしい
やってみたい

という気持ちを
そのままやること

お金になるとかならないとか
どこか損得勘定があらわれた途端
雲行きがあやしくなってくる

美しくきらきら輝いていたアイディアが
ねずみ色に見えてくる
その違和感が日常にあらわれはじめた時
私はどうすることもできなくて
ただただ　その感情とともに
みていることしかできなかったな

そしていま
私は自分の時間を持ちはじめていて
夕方部屋にはいる夕陽が美しくて
ご飯の準備をする時間だけれど椅子に座って
空を眺めて　花瓶のお花にかわいいねと話したり
空想の世界に飛んでいったりしている

何かのためにならなくていい
誰かにほめられなくてもいい
ただ自分が今存在していて
夕陽がきれいで花もかわいくて
私はいまここにいる

新緑の季節
あまり外には出ることはできないけれど
道に生えてる雑草や野の花の
生きたにおいを風まるごと吸い込みたい

想像力を友にして
今夜も眠るまで
しずかに　にぎやかに