手紙/2024.5.25藤田愛理ソロイベント「I 2✕5 Re:)」
クラポのライブのあとはいつも「事情があって来られなかった方がこれを読むことで少しでも会場の雰囲気がつかめるといいな」と思って、力不足ながらレポートっぽいことも書いたりしてるんだけれど
今日はあまり冷静に振り返ることもできないので、自分の気持ちを書いていきたいなと思います。今日のこのイベント
「藤田愛理ソロイベント『I 2✕5 Re:)』」
の主役あいたん、藤田愛理さんに向けた手紙
1部も2部もすごくやさしくて、あたたかいイベントでしたね
あいたんらしさが会場の隅の隅まで、ほんの少しも漏らすことなく、すべての場所を包んでいたように思います
1部の一曲目がSEKAI NO OWARIさんの「眠り姫」
3月6日の発表から今日までの80日間。CROWN POPやあいたんを取り巻くさまざまな事柄に見え隠れする「状況証拠」に見て見ぬふりや気づかぬふりをしてきました
けれど、頭の中には直接みんなに報告する機会ということでソロイベントまで待ってたのかななんて思いもあったので、最初から「目を覚まさない」「君」と「一人で戦わなきゃいけない」「僕」の物語を届けられて、心構えのギアが一段上がる思いでした
でも今日のタイトルは「I 2✕5 Re:)」(あいにっこり)ですし、せっかくのソロイベントですから、心から笑って過ごさないとですよね。今回の生写真用に用意したドレスに身を包んだステージ上の愛理ちゃんはどこまでもかわいらしいし、会場の一人ひとりに届けてくれる視線はどこまでもやさしいし
それに生点呼
正直に言うとね、生点呼で自分の名前を呼んでもらえるのはめちゃくちゃうれしいんだけど、実際の会場ではどうなるんだろうって心配しかなかったんですよ……。もちろん「点呼」はあいたんの想いがこめられた大切な儀式であることは重々承知してるんだけど、一人5秒として来場客を少なめに見積もって200人としても1,000秒=16分40秒。15分以上、誰かの名前が呼ばれるのを眺めていて会場の空気は弛れて(だれて)しまわないだろうかって
でもさ、今まで何十回だって、何百回だって、あいたんに驚かされてきたし、そのたびに自分の浅はかさを情けなく思ってきたけれど、今回もまったく同じでしたね
あいたんが一人ひとりに想いをこめて名前を呼びかける時間
一人ひとりが喜びにあふれた心であいたんの想いに応える時間
それが無駄な時間でなどあろうはずがなかったですね
「眠り姫」で始まった、というか開演前のガラス細工づくりのVTRから始まった温かくてやさしいこの時間が、名前を呼ぶあいたんの笑顔やうれしそうな声、ファンの楽しそうな返事によって、もっともっとやわらかな時間に変わっていきました。気のせいではなく、確実に。Spotify O-Westの客席フロア(って言う?実は、我々が立っている場所をなんて書いていいのかいつも迷ってる)の空気がどんどんどんどんやわらかくなっていきましたよ
こんな例え話はもしかしたら違うかもしれないけれど、2011年の東日本大震災のあとのこと。ビートたけしさんがこの地震と津波は「2万人が亡くなった一つの事件ではなくて、一人が亡くなった事件が2万件あったことなんだ」と話されていた(という話を聞いた)ことを思い出しました
遠くに立って、想像力を欠いた物の見方をすると大きな塊に見えてしまうけれど、ていねいに一つ一つを見ていけば、それぞれに違う物語がある
今日のO-Westは、あいたんが250人(ぐらいかな?)のファンの塊に対してありがとう、好きだよと伝えたイベントではなくて、あいたんと一人ひとりが心でつながり、その糸が250本あった。そんなイベントだなって、イベントの最中も、終わった今も、そんな風に感じています
特に2部の点呼は、1部以上に一人ずつとしっかり声を交わし、マネさんの指示にも耳を貸さずに(笑)、そして自分で「一人ずつの『ありがとう』は止めるね」って言ったそばから、まさにそう話した次の人から、もう「ありがとうっ」って語りかけていて
時間なんてどうとでもなるのだという開き直りが、こんなにもやさしくかわいらしく見えたのは人生で初めてでした(笑)
1部のクイズ大会も、2部のビンゴも、最高だった
クイズは4問正解(7問中)で全然だったし、ビンゴもリーチまで行った大勢の一人にはなれたけど、61番を引いてくれれば……グスン😢
けど、自分が景品をもらえなくても全然。最高に楽しかったよ
そうそう、ミルクティーがお気に入りのお店は結構自信あった!!
タリーズさんはお茶の会社(伊藤園さん)の運営だしね。紅茶おいしいのよ。横浜の元町に、タリーズコーヒー&TEAっていう紅茶中心のお店もあるから、近くに行くことがあったら一度寄ってみt……
それはどうでもよかった。「眠り姫」で不安や納得、覚悟、捨てられぬ期待なんかが入り混じったスタートになったイベントだったけれど、重なりいく一瞬一瞬はすべてが楽しくて、かわいらしくて、温かくて。トークに、点呼に、ゲームに、曲に、あいたんらしさがあふれていて、この世でこんなにしあわせな場所ってないよねって。心からそう思える時間・空間でしたよ。頑張って準備してくれてありがとう
2部の冒頭「ラムのラブソング」を歌いながら入ってきたショートヘアあいたんの衝撃。「DRINK TIME」を一緒に練習して、一緒に歌えた喜び
あいたんの名前をこれでもかというぐらいに叫んだ1部の「夏キラリ☆」。どの曲も、きっとここで歌う意味を一生懸命考えてチョイスしてくれたんだろうなということがすごく伝わってきました
2部はその中でもLittle Glee Monsterさんの「I Promise You」が、1部はGReeeeNさんの「あいうえおんがく」が特に印象的でした
あいたんが「出会った頃のことを思い出しながら聴いてほしい」って言ってくれたとおりに、当時のことを思い出して、それから今までの日々を思い出して、胸からこみ上げてくる想いを大事に噛み締めながら耳を傾けていました
勝手にね"I promise"の"I"を愛理の「愛」に、あいたんの一人称に、置き換えて、
"あい promise"
だと解釈して、歌声を浴びさせてもらっていたよ
1部の「あいうえおんがく」も印象的でした。素敵な曲を選んでくれてありがとう
あいたんが歌うのを聴いたときには面白い歌だなと思ったのだけど、気持ちの半分を写真撮影に持っていかれてしまって、しっかり聴けなかったのがちょっと残念で
1部の特典会が終わって2部が始まるまでのあいだ、物販の列に並びながらとか、物販が終わってから開場までのあいだとか、ずっとスマホで聴いてました
言葉って不思議だよね
数えるほどしかない音や文字を組み合わせて、僕らは何かを表現しようとする。日本語には5つの母音、13の子音しかなくて、その音を一所懸命かさねて、つなげて、ならべて、僕らは音を言葉に、言葉を文に換えて、言葉にならないものをあなたに届けようと汗をかきます
けど、そんなシンプルなはずの音の重ね合わせなのに、いつもあいたんの前に出ると話そうと思っていたことが話せなくて。それは緊張して言葉が出ないとかだったらかわいい(?)のだけど、それよりもどちらかと言えば、「特典会の進行の邪魔をしちゃいけないから、すぐに引っ込まなきゃ」とかそういう気持ちのせいで、慌てちゃって話そうと思っていたことがどこかに行っちゃうんだ
でもね
もっとね
もっともっと
もっともっともっと
君と話したいことがあったよ
いつまでだってずっと君と話していたいよ
うれしかったことも
楽しかったことも
面白かったことも
かわいいなと思ったことも
きれいだったよと感じたことも
寂しかったことも
悲しかったことも
夢中になったことも
昔感じていたことも
未来に向けて感じることも
音楽のことも
本のことも
紅茶のことも
言葉のことも
おいしいお菓子のことも
お料理のことも
CROWN POPのことも
あいたんのことも
大好きな気持ちも
母音と子音をたくさん重ねて、言葉をつなぎ合わせて、もっともっとあいたんに伝えたいよ
2部の生点呼が終わって、息を吸ったあいたんがそんな風に話しはじめたとき、驚くことはありませんでした
ショックなお知らせって、そこから驚きを引き算すると無になるんですね。寂しいし、悲しいし、悔しいし、つらいけど、驚きはなくって、ただただ、そこにあいたんがいて、8月8日で芸能活動を終えるって話していて、現実なんだけど現実じゃないような、頑張って今まで目をそらしていたのに答え合わせをされてしまったような、何を感じたらいいのか。なんだか、こんな風に心に穴って空くものなんですね
あいたんが口にする「みんな」って、僕にとってはすごく大事な言葉で。前に話してくれたとおり、あいたんが「みんな」って話すときにはそれは自分のことだと思うようにしていて
だから
って言われた瞬間に、そうか。もう、あいたんと一緒に過ごせないんだという気持ちにリアルが追いついて
言葉だなんだ言っておきながら、全然うまく言えないんだけど、そっか……
この記事の編集画面にリアルタイムで文字数が表示されていて、ここまでで4,000字ちょっと書いてるらしいんだけど、ちゃんと何か伝えられる言葉になっていますか?
言葉が想いを乗せる船だとすれば、船には最後まで安全に航海する責任があるわけで。言葉には、想いを背負う責任があります
今まで何度もあいたんには「ありがとう」「ずっと応援してるよ」って伝えてきたよね
この空の下にあなたが居れば
近くに居ても居なくても
姿が見えても見えなくても
僕はずっとあなたにありがとうって言いつづけるし、ずっと応援しつづけます
責任をもって、いつまでも想いつづけます
今日、250本つながっていた中の、あるいは今日参加できなかった人も加えたら何百本、何千本の中のたった一本に過ぎない糸だけど、僕はずっとこの糸に絆という名前を与えて想いを寄せつづけます
ありがとう、あいたん
まだ会える機会はあるから、そのときはよろしくね
大好きだよ
またね
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