node.js に慣れないゲーム業界

「クライアントサイド長いからサーバーサイド無理」って言われてそっかーって思う中年です。

なんか、それからぼーっと考えてリアルタイム通信周りに思う所を。この記事はなんかおもいっきり世間とズレてるんだろうなって感じながらも書いてみます。

node.js に慣れない組織の問題点

「リアルタイム通信のゲームを作ろう!」ってなった時に、サーバーサイドで色々選定されると思うんですが、その中でも node.js を選択するのは割と多い気はします。

そうなんだーとすんなり行けば良いのですが、大体

サーバーエンジニア「俺 JavaScript なんて書いたことないし。わからんよ」

というし

フロントエンドエンジニア「いや、サーバーサイドでしょ。通信で結果だけ返して下さいよ」

と言ってナンダカンダあって結局サーバーサイドエンジニアが node.js 関係全部握るっていうのが多い気がします。

そもそも Javascript 書くのはフロントエンドでは

サーバーサイドでは PHP だったり、Java が使われるので node.js の Javascript はたしかに馴染みの無い言語だし、どちらかと言うとフロントエンド 側がよく使ってるプログラミング言語です。

正直俺もずっと、node.js はサーバーサイド側の人がコードまで書くものだと思ってたんですが。

そもそも node.js って主にバックエンド的な処理ってあんま強いイメージなくて、実際使ってる所でもバックエンド処理は PHP のサーバーに投げて大体 PHP で書いてるっていう所もあったりするみたいです。

そんな小規模なコードなら、実はフロントエンド側の人が書いた方がいい想定なのでは?って感じてきました。

node.js は執事セバスチャン的な位置なのでは

node.js のサブ思想の中のひとつに「フロントエンドとサーバーサイドでコードを共有化出来る」ってのもあるようです。

ただ、サーバーサイドの負荷対策やデータベースへのアクセス管理までフロントエンドの人がやると荷が重い気がします。

そんな中から一番いい形なのは、サーバーサイドエンジニアがサーバー設置や構築、パフォーマンスチェックはみて実際の処理コードはフロントエンドエンジニアが書く、っていう形なんじゃないだろうか?って思い出しました。

データとかイベントスクリプト実行環境をプログラマーが用意して実際は企画の人が書くような。

node.js に置いてのサーバーサイドのエンジニアは屋敷の主人ではなく、主人をサポートする執事みたいな立ち位置が上手くまわるんじゃ無いかなと。。

愛

「サーバーサイドだから書かない!」とではなく、「そこゲームロジックに近いんだから（サーバーサイドとか関係なく）フロントエンドエンジニアが書きますよ!」とか「こうやってフロントエンドエンジニアがかきやすくしたのでサポートするから書いて!」のようにお互いがお互いを助けあうような愛のツールであるのが理想の node.js が、なぜ争いの元になるのか。

まあ、それは置いておいて。。

実際はこういう想定じゃ無いとはおもうけど、そういう捉え方もあるとしたら、なんか悩んでたひとつの解決にはなるかなって思いました。

あんまこだわらずに、得意な分野から鞍替えというよりは、少しアクセサリーを足すくらいの感覚も有りなんかなって。