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今年も、「未来会議」なるミーティングを開催しました。

毎年夏頃に開催している全社員総会であり、日曜日の朝から夕方まで1日かかりで、ユニラボの未来について議論、発表する場です。


未来にワクワクして働けているか。
未来を信じられているか。


未成熟なベンチャー企業にとって最も重要なことでありますが、私自身はリーダーとして、しっかり社員に語り切れていないという反省もあります。


創業以来3度目の開催になる今年の未来会議2017は、2ヵ月前から準備をし、ビジョン、ミッション、バリューの発表をはじめ、働きやすい会社とは何かを再定義すべく、経営陣を中心にディスカッションしてきました。


当日は、新しい経営理念の発表を皮切りに、サービスの未来、テクノロジーの未来とセッションが続いていきました。

テクノロジーのセッションでは、新しい音声認識技術を活用したデモサービスをエンジニアが作ってくれて、盛り上がりました。


それぞれの持ち場で、自分がやっている業務の現在および未来での意味合いを、しっかり理解し、言語化する。これがとても重要であると考えています。

また1年後の未来会議で、描いた未来にどこまで近づけているか楽しみです。

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※未来会議2017で代表の栗山が発表している様子。品川区東五反田の本社にて。


今年の未来会議で初めて定義したものに、弊社のバリュー(組織価値観)があります。多くの企業で、ビジョン・ミッション・バリューは1セットとして、会社を形作るものとして使われています。


ユニラボはどんな会社でありたいのか。


経営陣と社員を交えて、1ヵ月間以上にわたり真剣に向き合いました。

現状は良い点、悪い点さまざまではありますが、「こうありたい」という気持ちに正直に向き合い、素直な心で、言語化していきました。


でき上がった弊社のバリューは、「コンパス」と名付け、組織の価値観であり、従業員の判断基準となる行動規範としました。

大海原を進んでいくユニラボ号の目指すべき方向を示してくれるものであります。


オーナーシップとして、「最速PDCA」「本物コミット」「圧倒的存在感」を、メンバーシップとして「全力信頼」「まっすぐ」「チーム主義」を掲げました。


もともと、自主性の強い社員がほとんどでオーナーシップは高い組織だったのですが、人数が増え、コミュニケーション頻度の低下とともに、メンバーシップが薄れてしまった反省もあり、この2つをコンパスを形成する二大指針としました。


チームワークは創業以来最も大切にしてきたことの1つです。

例えば、「同じ釜の飯を食う」という趣旨で、ランチやディナーを一緒に取るのは一般的ですが、弊社では、社内のキッチンでお手製料理を作る文化があります。

ご飯の話は一例ですが、仕事とプライベートは別、という割り切りよりは、家族さえも預けられるくらい信頼できる仲間と1つの目標に向かっていきたいものです。


コンパスの策定にあたっては、これまでの社会人生活でこれほどまでに言葉と向き合ったことはないくらい、考え抜き、悩み抜きました。

誠意を持って「言う」という言い回しよりも、「伝える」という言葉が良いのではないか?など、一字一句に魂を込めて、改良を重ねていきました。


<初めて制作したクレドカード>

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※クレド(Credo)とは「信条」「志」「約束」を意味するラテン語で、企業活動の拠り所となる価値観や行動規範を簡潔に表現した文言、あるいはそれを記したツールを指します。


また、未来会議から1ヵ月後には、初めて「クレド」を作成し、全社員が、コンパスを自分事にするためのロングミーティング(通称コンパス会議)を開催しました。

コンパスを形成する1文字1文字と向き合い、お互いに話し合ってみました。


「高い視点とは何か?」
「信頼とは何か?」
「良いチームとは何か?」


生まれて間もないコンパスですが、一人ひとりが自分事として向き合い、昨日よりも身近に感じることができ、まずは第一歩を踏み出したと思います。


浸透させて、共感を生み、そして成果が生まれる。

こういった組織文化や価値観は一朝一夕にでき上がるものではなく、忍耐が必要であると感じていますが、長い時間をかけてでも、それが文化となったときに大きな強みとなると信じています。


たった創業3年程度のチームですから、強く誇れる文化ばかりではありませんが、変化を恐れず、信じたことを貫いていくのみであると思っています。

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※コンパス会議でのチームブレストの様子(「信頼とは何か?」)

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※コンパス会議でのプレゼンテーションの様子(「対話の技法」)


※こちらの記事は、2017/10/7にユニラボ公式ブログで公開されたものです。

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