見出し画像

【無知の知は最強】サピエンス全史上下巻を読んで。


■挨拶

こんにちは。
前から読みたいと思っていたけど内容が重そうと感じ
ずっと積読していた「サピエンス全史」を読みました。
1番最初の感想は想像通りめちゃくちゃ重い内容といいますか
非常に疲れましたw

この作品から学んだことは、言語化しておきたいと思ったのでまとめます。
少し長いので、冒頭と一番最後だけ読んで頂けると嬉しいです!

■無知の知は最強

色んな学びがありますが、これだけは確実に自分に対して常に言い聞かせなければいけないな学びだと思っています。

西暦1,500年前後世界の中心はアジアであった。
しかしそれからヨーロッパ諸国が世界の中心に入れ替わった。
なぜか。

ヨーロッパ諸国は
まだ自分達が知らない未知の世界がある。
それらを探求する。知識を深めることが大事だと理解していた。
(×帝国主義という名の国土を広げようという文化
(×資本主義という信用をお金に変えるシステム
アジアは
自分達が世界の中心であり、他はない。
自分らはすべて知っていると考えていた。

サピエンス全史 下の内容

当時のヨーロッパが作成した地図は空白があったがアジアは自国のみ。。
また皮肉なことに、身体が強いアフリカ人は身体的には劣っているヨーロッパ人に奴隷とされた。。

これって現実世界でも本当にそうだなと思います。
周りでも身体的に立ったり、気が強い人ほど、短期視点でしか物事を考えない。反対にいわゆる陰キャと言われる人ほど、リスクに対しての備える。

ボクシングの畑山さんも
「僕はパンチが弱いです。だから勝てるんです。」
的なことを言っていた。

自分が無知である、弱いことを理解しているからこそ
対策が取れるし、学ぶし、努力する。

今後の人生何を得ようとも
自分はちっぽけだし、何も知らない。
と考える賢人でいたいなと強く思いました。

ここから先の学びは感想程度ですが
面白かったので、書いておきます!

■虚構を作る力がサピエンスの強さである

サピエンスの進化の過程で3つ革命が起きたうちの最初の革命は「認知革命」。他の生物と違って、虚構を作る力があったが故に、食物連鎖の頂点に立った。
例,)貨幣に物質的な価値はないが、文化的価値がある。という虚構によって経済活動が回っている。

確かにサピエンス以外はこんなことほとんどしないですよね。
かつ、僕の知り合いに「目標の大きさだけは誰にも負けない」と常に言い、
周囲を牽引する人がいます。

虚構の大きさで他者から「なんかすごそう」と思わせ
その人の言うことを聞いてみようかなという気持ちにさせてます。

サピエンスが持つ虚構を作る能力を最大限使ってますね。
すごいです。

ただ僕はどっちかっていうと、物質主義、リアリストなので、地に足つけて生きることを意識したいなと思います。
(これも虚構ですが。。w)

■人類は遊動生活時代とさほど変わっていない

「暇と退屈の倫理学」にも記載がありましたが
サピエンスの歴史という視点で見ると、定住生活が始まったのは最近の話。
だから、脳は遊動生活時代とさほど変わらない。

当時は、高カロリーのものを見つけたら溜めこめ。という脳みそ。
→だから現代で肥満が多い。

当時は、1夫1妻制なんて法律はなく、好き放題子孫を残す。
→浮気なんて当たり前。

マクロ視点で見ると、確かにな。。と思わされました。

もちろん変化した部分もあるかとは思いますが
ただ少し文化的なサピエンスでいたいなと思うので
僕らは大したことない。とは思って生きようと思いました。

■進化とは、サピエンスの全体最適、個別不幸

マクロで見たら、サピエンスは過去に比べて物質的には豊かになってます。
子供の死亡率の低下、48時間で世界1周できる、常にグローバルの情報を得られる。

反対に豚、牛は家畜化され、文字通り向きも変えられない檻の中で一生を過ごし、殺される。生まれた瞬間劣っているヒヨコは選別される。
哺乳類は感情を持っているという研究も出ている。

また富むものは「投資せよ」貧しいものは「買え」。。

ここの内容が結構苦しかったです。

サピエンスの全体最適故に僕らはとんでもなく便利だし
全てをやめようとは正直思えません。

ただ、海が好きだし、自然が好きなので
綺麗ごとかもしれないけど、自分のできる範囲で
環境保護はしていきたいなと思いました。

■読書は色々な視点を学ぶことが出来る

本書に書いてありましたが、本当にその通りだなと思います。
よく、経営者だったり、世界の成功者と言われる人たちが読書習慣があると聞きます。
読書により、色々な視点を学び、現実世界に対応する。
そうすることで、サピエンスの中で、資本主義の中で勝ち抜くことが出来ているのかなと思いました。

この本を読んでいて、「あ、結構パワーのある本だな」と思ったので
しっかり読んだ結果、本当に考えさせられることが多く、自分が無知で綺麗ごとを言っていたんだなと思わされました。

無知の知を忘れないが故に、
これからも読書習慣は続けていきたいと思います。

■科学(探求)には野心と金が必要

ヨーロッパ諸国が世界の中心になった理由が
科学×帝国主義×資本主義によるスパイラルで加速度的な成長を遂げたと書いてありました。

今の資本主義が世界の中心である以上
この原則は変わらないのかなとは思いました。

本当に何か1つの真理なんてものはなくバランス/中庸が良いなと感じます。

■勝負は相手の研究がめちゃくちゃ大事

ヨーロッパ諸国は、新しい土地を発見した時に
「相手の言語、文化、社会を理解しなければならない」と理解していたそうです。

この相手視点って
どんな勝負でもかなり重要度が高いことなのかなと感じました。

ポーカーを趣味でやるんですが
確率的に考えた時の勝つための戦略としてGTOという概念があります。
(間違っていたらすみませんw)

僕は世界のヨコサワさんのYoutubeに掲載されている情報しか知りません。
要するにめちゃくちゃアホです。

なんですが、ポーカーするときにテーブルのプレイヤーがどんなプレイヤーなのかな。っていう観察はめちゃくちゃして、間違っているかもしれませんが、自分の中でラベリングをします。

だからちょっと勝てますw

逆に一時期カタンにはまっていた時期は
ネットで上手な人の戦略を聞いて、よし勝つぞ。と挑んでも
全然勝てなかったです。w

全ての対戦ゲームは
基本的なセオリーだったり、自分のスキル上げも大事ですが
相手に合わせて対応していく。という部分が一番大事なのかなとか
経験談的にも思いました!

■最近は自由と責任がセットということを理解していない

少し前の時代、子供は親の所有物。という考え方が当たり前でした。
だから、その時代に親から離れるというものなら、(自由になりたい)なら一人で生きていけ。は当たり前。

今は、子供は親の所有物なんて言ったら大バッシング。
故に、子供も自由だし、人権があるが普通。
加えて、失敗したら親のせい。という思想が一般的。

「男子劣化社会」にも書いてありましたが
昔の男は一家の大黒柱として亭主関白に生きるが、家族を養うという責任があった。今の男にはない。。

どちらも
かなり自由に生きてきた私に刺さる内容でした。。

自由に行動するならば、自分に責任がある。
この考え方も忘れてはいけないと感じました。

■核を落とされたことが歴史を変えた

事あるごとに、1945年を境に。。
とのワードが出てきました。

核の威力を世界が知った時
武力による戦争は、世界を終わらせると身をもって知った。
故に、平和的な解決が主流になった。。

ただフランス革命の直前は
歴史上で一番平和な時代だったとも言われているみたいです。

核を落とさないとまずさに気づかないサピエンス。
最近武力戦争を始めた中東諸国とロシア。

暗い側面で見ると怖いですね。

地球で唯一核を落とされた日本人だからこそ、
綺麗ごとかもしれないけど、平和的解決を望みたいです。

■戦争に負けるってとんでもないこと

アヘン戦争は知っていたんですが
アヘン戦争で中国が負けて、イギリスに飲まされた条件が
「イギリス→中国へのアヘンの流通を止めないこと」

地獄すぎますね。。
確実にじわじわと国力が弱くなることが目に見えていることを
戦争に負けたから飲まなければならない。

血も涙もないなって思いました。。

■国の自主独立はない

今は超グローバル社会。各国ともに絶妙なバランスで、互いにけん制し、互いに協力して成り立っている。
例,)
大国アメリカvs小国ベトナムの結果は、
小国ベトナムに大量の援助が入り、ベトナム勝利。

どこかが核の開発を進める→批判→経済制裁→弱くなる。
全世界が警察。(資本主義だとアメリカなのかなあ)

全然勉強していないので、わからないですが、「自主独立はない」は
間違っていないのかなと思います。
よく、日本の政治はクソだと批判する人を見かけますが、本当に知らないことが大量にあるんだろうなと思います。
とはいえ、中長期の戦略を立てない、何もしない。っていうのは、僕の性格的には微妙じゃないかなと思うので、批判も大事なんでしょうけども。。

何も知らない。ことを学びましたw

■自然的な進化論から外れる世界が未来かもね

・思考で動く人工の腕
・マウスから生える人の耳
・クローン人間を作る技術

僕は何も知らないんですが
好奇心の塊の天才たちはとんでもないんですね。。

自然的な進化論ではなく
人工的に進化は可能にする時代がリアルにもう来ている。

今後は自然的な進化じゃない時代が来る。
本当に予測不能だよね。

これからの時代は変化に対応できる人間が強いとか言いますが
もうマジで予想外のことが起きてもおかしくないんですね。

ヨーロッパ人のように
予想外が起きることが当たり前。の精神では生きていこうと思います。

■僕は何を望む?

本書の一番最後の問いでした。
「何になりたいか」ではなく「何を望む?」
この違いを完全に理解しているわけではないですが
とりあえず今思っている何を望むかを書いておこうと思います。

①No武力行使
先ほども記載しましたが
核を唯一落とされた国として、武力による国同士の争いがなくなることを望みます。もちろん綺麗事だと思います。でも望みます。

②自然(海、山)を守りたい
これもきれいごとです。
ただ小さい頃に海が身近だったことと、
今でも大きな渓谷とか、川場に行くとなんか落ち着きます。
だから望みます。

③愛を持つ人が笑う世界
愛ってなんだって話ですよね。
僕の今のところの定義は下記です。
・思いやりがある人
・柔軟かつ、批判的な思考力がある人
・口だけではなく、行動する人

思いやりって誰に対してとか、まだまだ甘いので、完全な言語化は出来ません。ただ愛を持つ人が笑う世界を望みます。

■最後に

「無知の知」の強さを文章としても、そして本を読んだ後の感想としても理解させてくれる本だなと思いました。

正直よくわからない部分も全然あったので
是非、読んでくれた皆様も「サピエンス全史」読んでみて
感想なり、別の視点を頂けたら嬉しいです!

読んでくれてありがとうございました!

■余談
読み終わった後疲れすぎて、めちゃくちゃ寝ました。
綺麗事かもしれないけど、ポジで明るく、謙虚に生きたいと今は思います!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?