ときがわの民

私の日常のスクープやちょっとした発見、ディープな場所の紹介というどうでもよい情報を発信…

ときがわの民

私の日常のスクープやちょっとした発見、ディープな場所の紹介というどうでもよい情報を発信します。

マガジン

最近の記事

  • 固定された記事

人はどこまで生きて、いつ潮時なのか 〜勿忘草の咲く町で 夏川草介〜

▶︎勿忘草という花を聞いたことがあるだろうか。基本的には日本では北海道が自生地となっている花で、本州の人間からしてみれば、馴染みはほとんどないだろう。本州では唯一長野県の上高地で見ることができるが、ほとんど目にすることはないので、花の存在すら知らなくても無理はない。 ▶︎無論関東に住む私は、恥ずかしながら勿忘草という名前すら耳にしたことはなかった。花に格別の思いも持たない私は、道端に四季によって移り変わる野花を見ても、「ああ、花が咲いているな」くらいにしか思っていなかった。

    • 決闘

      私は本日、決闘をする。 決闘は命と命のタイマンである。 10時丁度、それが私が迎える最後の10時になるかもしれない。 立会人が迎えに来た。時計は9時を指している。ふと、逃げようと思った。 「決闘を申し込み、受け入れられた以上逃げるのは、クズがやることだ」 私の弱虫を察したかのように、立会人は言った。表情はなく冷え切った顔だ。 「私は死ぬのか。もうどうにもならんのか」 もしかしたら、帳消しになって、銃を撃ち合わなくて済むかもしれない。期待を若干込つつ、小声で言った。だが、現実

      • 架空ポスターを作ってみた

         みなさまお馴染みの無料画像制作ページ「Canva」で、自分の趣味の世界をポスターにしてみました。まずはこちらから。  ポスターというより、雑誌の表紙ですな。英語のスペルとか使い方はかなり雑なので多分間違ってます・・・。1月だけど画像が秋野菜っぽいので、秋野菜特集にしてみました笑 実際雑誌ではないですが、大学時代は大学新聞を制作していたため、書体やデザインについては多少触れていました。 次に私の好きなアイドルマスターに出てくる、某事務所のオーディションポスターを架空で作り

        • 幸福

          醜い戦いをやめて前へ進もう 幸せをあえて踏みにじり お互い石を投げ合うのはもうやめよう お互い花を渡すようになれば 暖かい心の持ち主になる  

        • 固定された記事

        人はどこまで生きて、いつ潮時なのか 〜勿忘草の咲く町で 夏川草介〜

        マガジン

        • 就活日記
          1本

        記事

          酒を飲む条件は、医師によると空腹・怒り・疲れ・寂しさだと言う。今日はこの4つのどの部分に当てはまるのだろう。飲む前に考えることで、酒も控えられるし、80云々cmの腹も凹ませることができる。と思いながらも飲んでしまう今日この頃。

          酒を飲む条件は、医師によると空腹・怒り・疲れ・寂しさだと言う。今日はこの4つのどの部分に当てはまるのだろう。飲む前に考えることで、酒も控えられるし、80云々cmの腹も凹ませることができる。と思いながらも飲んでしまう今日この頃。

          日記 10・26 人生の難所

          適応障害と発達障害の疑い。人生でもほとんど行ったことがない心療内科で言われたのが、その2つだ。今思ってみれば会社では随分と負担があったように思える。きっかけはなんですか、と医師に聞かれたとき、ふと今までの自分の環境は通常ではなかったと言うことに初めて気がついた。 根本的な理由はわからない。しかし今年の2月に自身の会社が投資会社に身売りされてしまったところから、少しずつ心に影を落としていたのかもしれない。症状は寝付きが悪いくらいしかなく、物忘れもあったが仕事に支障が出るほどで

          日記 10・26 人生の難所

          【速報】暑すぎて熱中症になる

          暑すぎませんか。世の中。人間の体温より気温のほうが高いなんて、許せません。こんにちは、熱中症になった人です。 正直、舐めてました。日本の暑さを。チャリで20分くらいのスーパーに買い物にいき食料を調達するくらい何も問題ないと過信しました。 コンビニは歩けばすぐのところにありますが、売り物は限られています。スーパーなら安くていろいろ手に入る。という節約精神のもと外に繰り出しました。 暑すぎます。完全に溶けました。今まで冷房の部屋に閉じこもってたので余計です。さらに今思えば全

          【速報】暑すぎて熱中症になる

          縁切神社に行ってみたら、効果が凄かった

          縁切と聞くだけで、恐ろしくあまり行きたくない印象を持つ縁切神社。しかし、人生において上手く神様の効能に頼れば、生活が一変することだってある。 私が実際に行ったのは縁切榎と呼ばれる、板橋区の神社である。社会人1年目の夏、会社やプライベートでの人間関係や20年間彼女がいないという事実に絶望し、すがるような思いでお参りした。 縁切榎は歴史的にも縁切の強さで有名であり、かの  の嫁入りの時も縁起が悪いとして、この神社を避けたくらいだ。そして、悪縁を切った後には良縁に恵まれることか

          縁切神社に行ってみたら、効果が凄かった

          ゴルフを阻止せよ

          ▶︎スポーツよりもビジネス、運動神経よりも政治能力や接待が求められるもの。思いつくものと言ったら、「ゴルフ」以外の何者でもないだろう。新入社員なら一回は言われるであろう「ゴルフやってないの?」という上司からの問いは、経験する人が多いのではないだろうか。 ▶︎「ゴルフはなんとしても阻止しなければならない」今年新入社員になった、友人の話である。コロナという悪き病が納まりつつあった、6月中旬だった。彼の入社祝いに、2人で昼から酒を飲んでいた時だ。「上司に誘われるゴルフは避けられぬ

          ゴルフを阻止せよ

          最も恐ろしいもの

          私にとって、最も恐ろしいのは僻みである。それは、いつ出てくるかわからない代物だ。友達、先輩、後輩、兄、弟‥ 自分にとって身近で大切なものまでも歪んで見えてくるのが、僻みだ。 自分にとってないものがある、できないことを成し遂げる。そのような人は、とても眩しく、羨ましく見える。それが「尊敬」に変われば、その人にも周りにも敬意を表せる人間になれる。しかし「僻み」に走ってしまうと、たちまち醜くなる。 誹謗中傷というのはその悪い方向に走ってしまった末路として起きるものだ。     

          最も恐ろしいもの

          台湾周遊記

          第一章 旅の起点と終点 台北さて、前回の予告通り、旅の始まりであり終わりを迎える(予定)の台北から紹介する。前回記事はこちら↓  ちなみに前回行ってなかったかもしれないが、今回は大学時代の友達との漢2人で、台湾一周旅行するという、大変むさ苦しいシチュエーションだが、我慢してくれ‥ 台北101 中正紀念堂 台北に来たからにはここは行っておこうということで、台北101と中正紀念堂にまあ儀礼的に足を運んでみた。  台北101はみんな行ったことあるだろうし、もう腐るほど旅行サ

          台湾周遊記

          序章 まだ世の中が平穏で、緊急事態宣言なんか全く考えられなかった1年ちょっと前、大学生活の締めくくりとして台湾1周弾丸旅行を敢行した。  もう一年経つのか、と思うとあの時のハプニングや絶景、美味いご飯を思い出し、ついつい「夏くらいにはまた行きたいなぁ(遠い目)」みたいな気持ちになる。しかしこんな世の中だ。まあいけるはずもなく、せいぜい写真と思い出をnoteにでも書いて旅行気分に浸るか、というわけで、筆を取った次第である。 読者の方々にもこんな時だからこそ、旅行気分に浸って

          就活日記3

          前回までの話はこちら↓ というわけで、中堅のものつくりメーカーで鉄道に関わる道を切り開いた訳だが、もう一つ新たに興味を示した業界があった。 第二の道 不動産開発で鉄道に関わる「不動産開発、ショッピングモールや駅周辺の施設開発はどうだろう」 キャリセンの人から、言われた時、最初は「不動産関係って体育会系」「ザッ営業って感じでノルマが厳しそう」というイメージが先行して、あまり受けてみたいとは思わなかった。 しかし、キャリセンの人曰く、不動産開発はショッピングモールや大型施

          就活日記2

          前回までのあらすじはこちら↓ さて、鉄道という夢を諦めたわけですが、少しでも鉄道に関われるものはないかと、血眼になって探した。大学のキャリセンに連日担当の人にうざがれるまで行った結果、2つの道を見出した。 1 ものつくりで鉄道に関わる2 不動産開発で鉄道に関わる まずは、1つ目の道を紹介しよう。 キャリセンでまず言われたのは、「中堅物作りメーカーで、営業として働くのはどうだろう」ということだ。鉄道でものつくりというと車体製造など大規模な製造業で、皆さんが知っているような

          就活日記1

          社会人になって、1年が経った。こういう節目の時になると、とりわけ後輩たちの就活話や入社式の話を聞くことが多くなるので、自分の就活を思い出す時がある。 小さい頃からずっと鉄道が好きだったので、当然鉄道会社に入りたいという強い夢があった。最初は駅員や運転手になりたいと思っていたが、現場職と総合職の差や立場を考えると次第に、考えは変わっていった。どうせだったら、世の中で「エリート」と呼ばれる鉄道総合職になりたいと思った。私は就職活動が本格化する4年生の3月まで、鉄道総合職として好