MUP Week-16 財務スキル

今回は、財務スキルについてです。今まで財務のことを後回しにしていたり、数字かと思って学習しないと思うかもしれません。しかし、今回紹介することだけを見れば必ず財務諸表を理解して楽しく見ることが出来ます。実際に自分も理解してみることが出来ました。

それでは、やっていきましょう！！

1, PLとBS

PL,BSとは何でしょうか？名前は聞いたことがあるけど詳しく分からないと感じる方もいるかもしれません。このPL,BSを理解せず、自分で使うことが出来ないとこれから何か事業を始める際にも必ずうまくいきません。なので今回はこの2つについて学習していきましょう。

PL:損益計算書
BS:賃借対照表

漢字で見ると難しそうに感じますが、簡単にまとめると次のような意味になります。まず、PLとは一定期間の経営の成績を示したものであり、その会社が1年間でいくら利益を出したのかを示すものです。

一方で、BSとは一時点での財政状態の指標であり、期末時点でいくら会社に資産があるのか、会社の資金調達と運用の状況を表すものです。

今回はPLについてご紹介していこうと思います。

2, 実際のPLと主なポイント

こちらが実際のPL（損益計算書）です。これはスカイラークのPLです。細かな数値と漢字が並べられており、意味が理解しにくいと思いますが、これを見るべき点とポイントについてご紹介していきます。すべて見終わるとこのPLを理解するだけではなく、他の会社のPLも理解することが出来ます。

まずは、5つの利益の種類を理解しましょう。

1,売上総利益
2,営業利益
3,経常利益
4,税引前当期純利益
5,当期純利益

3, 売上総利益とは

売上総利益とは、売り上げから売上原価から引いたものです。

例えば、コーヒーを100円（売上）を売ります。コーヒーを作るのにかかったコスト60円（原価）を引いた40円が利益として残ります。（売上総利益）

4, 営業利益とは

営業利益とは、売上総利益から販管費と一般管理費などを差し引いたものを指します。

販管費とは、商品を販売するために必要な間接的なコストのことを指します。例えば、従業員の給料や店舗の家賃、広告宣伝費などです。

5, 経常利益とは

経常利益とは、本業で獲得した利益に、本業以外で毎月継続して獲得した収益と費用を加算して算出したものです。

例えば、株の収益や利息の収益や家賃収入などがこれに該当します。

6, 税引前当期純利益とは

税引前当期純利益とは、当期に発生したすべての事象を加味した利益を指します。

この特別収益・特別損失とは、継続的に発生するものではなく、突発的に発生する利益や損失を指します。例えば、店舗や事業を売却したり、機材が故障にしたりしたときに発生するものです。

7, 当期純利益とは

当期純利益とは、税引前当期純利益から税金を引いたものを指します。

例えば、スカイラークの損益計算書を見てみると前第2四半期の税引前当期純利益は、43億8700万円であり、そこから税金17億3600万円がひかれた26億5000万円が当期純利益になります。

8, まとめ

PLとBSがあり、それぞれ1年間でいくら会社が利益を出したのか、財政状態の指標を示し、いくら会社に資産があるのかを示しています。

利益も大きくわけて5つあり、売上総利益、営業利益、経常利益、税引前当期純利益、当期純利益です。

以上になります。最後まで見ていただきありがとうございました！それでは、また！！