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人生一度きりだから!

愛犬との暮らし①

昨年の暮れに愛犬を亡くした。
とても悲しく、淋しくこうしてそいつのことを触れることもできなかった。
家族も僕に気をつかってたけれど、ようやくこうして思い出を書けるようになった。
存在の大きさに驚いた。

愛犬はボストンテリア、オスで享年11歳だった。

亡くなる2ヶ月前に突然倒れた。脳の病気からくる発作だった。
犬種としても多い脳神経の病気だった。

神経科の医師には
「もっても半年ですね」と淡々と説明をされた。少しでも延命するためには手術するしかないと言われた。
でも完治することはないと言われた。

もうどうしようもないことがわかり、家人と相談してこのまま過ごすことにした。

いろいろなところに連れて行った。

この子を飼い始めたのは父、母のためを思ったからだった。

亡き父と母が年齢のせいもあるが、あまりにも会話がないので犬を飼うことで解消できないかと考えた。
父も母も猫は苦手だった。

紆余曲折があったが、こいつに出会った。
生後まもない状態で初対面。そして3ヶ月で我が家にやってきた。

ケーキを入れるような小さい箱に入り、家に戻る車の助手席で小さな声でないていた。

家に着き箱から出しても一歩も歩かなかった。
急に母親や兄妹から引き離されて悲しかったのか。
とにかく僕もせつなかった。

少しずつ慣れてきた。
母はとても可愛がってくれた。
父はバナナをあげると喜ぶ姿をみて満足げだった。

期待したほど両親の会話はなかったけれど少し家が賑やかになって明るくなった。

一番嬉しかったのは僕かもしれない。

ここからこいつとの生活が始まった。

そうそう、こいつの名前はジェス(Jess)
母の生家で飼っていた犬と同じ名前にした。

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