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ライティングのコツ第1回:初心者ライターさんに伝えたい「なんのための記事か」ということ

今回は編集者側から書いてみます。どうも、わもいです。

意図とずれた記事が納品されるのは、指示する側の落ち度です。なので、自分のことをちょっと棚に上げた内容となっていますが、ライターとしてスキルアップするのにつながると思い、記事にしました。

Webの記事には意図があるよ!というお話

Webサイトの記事には集客・ブランディング・購入・SEOなどの意図があります。複数の要素を兼ねているケースもあれば、どれか1つに特化していることも。

ですが、初心者ライターさんの多くは「テキスト正しくを書くこと」に集中しがちです。

誤情報なく正しい日本語で書いてくださるのはとてもとてもありがたい。やる気は本当に伝わります。

ですが、その記事はそのサイトでどういった「意図」の記事のかを考えていないと、結論が「ズレ」た記事になってしまいます。

読み手に何をさせたいのかを考えるところから

商品紹介、採用ページ、お役立ち情報などなど、Web上の記事には色々なジャンルがあります。そして、その記事を読んだ人に「感じてほしいこと」や「起こしてほしい行動」があるはずです。

行動の場合は、購入、資料請求、問い合わせなどが分かりやすいでしょうか。例えば「購入」を促したいのに、商品の開発ストーリーや成分の解説記事になっていた場合、読んだ人は買うでしょうか。

買う人もいるかもしれません。ですが、意図して買ってもらうように構成したページに比べると、購入率は下がるでしょう。

また、SEOとして上位表示を狙っているのに、上げたいキーワードがテキスト中に含まれていない(こそあど言葉で置き換えられている)・htmlのマークアップが適切でないなども意図とズレていると言えます。

どんなサイトに掲載されるかでも想像できる

依頼のなかには、納品後の記事が掲載されるサイトやメディアが決まっている場合もあります。

例えば、「東京の美味しいたこ焼きやさん」のサイトがあったとします。ですが、記事の依頼は「かつおだしが決め手のたこ焼きやさん紹介」です。

このとき、サイトを見ていれば「東京にあるお店からピックアップすればよいのだな」と想像が付きますが、依頼内容のみを見ていると「東京」に気づかずに全国のお店を対象にしてしまうかもしれません。

ただ、あくまで「想像」なので、指示を仰ぐのが後々のリスクヘッジになるかと思います。

「意図」というゴールに向かって書く

例えば、商品紹介しつつも別の上位スペック商品のあるページへ誘導したい場合。共通する「良い点」と、その商品ではカバーできない点を書きます。そして、全てをカバーしたいならこちら、とページを移動してもらうのです。

ですが、意図を考えずに作業してしまうと商品紹介だけのページになってしまいます。依頼側の落ち度もあれど、せっかく納品した記事に修正が発生してしまうのはもったいないです。

そうならないためにも、「意図」というゴールに向かうために「この記事はどんな人に向けてどういったことをしてほしいのか」を考えて取り掛かりましょう。

依頼された記事がどういった意図を持つ記事なのかわかんないときは、依頼者に聞いてもいいと思います。

個人的には、質問いただいたら「お伝えできてなくてごめんなさい!〇〇な意図のページなので、××から△にいって、●で〆てください」と回答しています(最初に伝えられなくてすみません…ほんとに…)。

言わなくても伝わるは無い

依頼をするときに、「指示しなくてもこれくらい汲み取ってくれるだろう」はありません。また、書くときに「ここ分からないけど、たぶんこうだろう」は正解ではありません。

できるだけ、依頼する側と書く側で意図のすり合わせをすることが大切です。


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