見出し画像

方言に染まってますか?(2021/11/20)

めっきり里の方言を使わなくなってしまいました。

「でたん」、言ってましたねえ。20年くらい前までは(笑)

ちなみに私は八幡東区で生まれましたが、物心ついたときには八幡西区に居ましたので、感覚としては「ネイティブ八幡西区民」でした。

ただ、北九州市って広いですし、元は2つの別の地域が一つになったところでもあるので、一言に「北九州弁」といっても結構地域差があるようですね。

それにしても里を離れると、地元の言葉をめっきり使わなくなりますね。

大学生になって山口に移り住んで、基本的に人と触れ合うことが少ないからか喋る機会も少なく、そうなると大学生の時点で既に方言が抜けてしまっていました。

山口の方言も北九州のものに比較的近く、北九州弁自体のイントネーションが標準語に近いらしいというのもあるのかもしれませんが、会話してて方言が出ない私に対し「あなた本当に北九州の人?」と素で言われたときは若干ショックでしたね。

山口に(大学院含め)9年いたあとは静岡へ移りました。社会人になりましたが人とのふれあいという部分ではライフスタイルは基本変わらず。静岡の方言もそこまで癖があるような感じではなかったので、そこでも特に変わりはありませんでした(ちなみに、「ら」「だら」を使うタイミングは未だによくわかりませんが…)。

その後転勤で茨城へ。茨城に来ると今までの土地と違いイントネーションが平坦で、東北弁にも似た部分があるのでたまに聞き取りづらいことがあります。ただ、変わらず人とのふれあいが少ない生活をしているので、その土地の方言に染まる感じは今のところありません。

意識しないと里の方言が出なくなってしまうというのは少し物悲しい気もしますし、その土地の言葉に染まらないのもそれはそれで寂しいことではありますね。

ちなみに私のきょうだいで結婚して博多方面に定住した人がいるのですが、もうすっかり北九州弁は抜け博多弁に染まっております。また、私と同様関東に移り住んだ人もいるのですが、もうすっかり北九州弁は抜け、関東の人の言葉遣いになっております(北九州の人と話す時は「戻る」そうですが、私にはあまりそういう経験がありません)。

人との会話を頻繁に行ってるかどうかが方言への染まり具合を決めるんだろうなあ、という気がしております。

そう考えると、私はどこの言葉を使っている人になるのだろう。標準語? 少なくとも「北九州弁は使ってない人」ということにはなるかな?(わずかに「断片」は残ってるかもしれませんが)。

そういえば、その辺あまり意識はしませんね。それはそれでちょっとさみしい気がしますが、生活に支障はないですしこの状態は当分変わらないでしょう。

こうして、日本から「方言」が徐々に失われていっているのかもしれないですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?