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自分の意見を持ちたいと思う人へ

意見がないのは、考えていないのと同じである。
若い時にこの言葉を言われた時は、賛成、あるいは異論がないから意見を言わないだけで、意見がないからではないと思っていました。

でも、50歳を超えたあたりから、
上司に言われた仕事だから、
自分が主導でその物事に関わっていないから、
自分にその仕事に関する責任がないから、
意見が言えなかったんだと考えるようになりました。

そこでどうして意見がいえないのか、考えてみました。
突然、上司や周りに意見や考えを求められたから、じっくり考えられない。
自分の考えや意見を言っても、そんな当たり前のことと、馬鹿にされるから言えない
などなど。

意見を求めている立場から考えてみると、経験がないからこそ、あたりまえのことを言う事が多いのはわかっている。
逆にそういう意見が聞きたかった時もある。
だけど、10回に1回、20回に1回、何か誰も思うもつかなかったような意見を言うかもしれない。そこが聞きたいのだ。

じゃあ、どうすれば意見を言えるようになるのか。意見が言えないより、言えた方が会議や話合いに参加している自分としても気持ちが落ち着く。

しかし、誰かに問われて、すぐに意見を言えるものではないです。
実は、野球やバレーボールやバトミントンのようなスポーツと同じく、普段から鍛えておく必要があります。

まずは仕事に限定しないで、自分の関心、興味をひいたもの、好きなものについて、何でそれが好きなのかを考えてみましょう。
身近な物事を題材にした方が、考えやすいからです。
最初っから難しいことを題材にしても、なかなかいい案が浮かばないし、情報集めから始めるので、続かないからです。
さあ、今から以下のポイントを心がけながら、毎日5分続けてみてください。

・必ず数字を使って具体的に
例えば、私は今、韓国のアイドルグループのBTSが好きなのですが、ただ「BTSが好き」というよりも「朝起きて1回、お昼休みに3回、帰宅途中で数回等とほぼ毎日10回、飽きないで聴くほどBTSの曲を聴くほど好きなんです」と言った方が具体的でわかりやすいです。
だから、できるだけ数値を入れて説明しましょう。

・なぜ、どうしてを3回捻りだそう。
実は1個や2個は簡単に誰でも思いつきます。
でも3個以上は考えないと出てこない。
この考える行為が大事なんです。

例えば、BTSのどういうところが好きかを自問する。
「ダンスが洗礼されているから」
「韓国の人なのに、アメリカの人かと思うくらい英語で上手に歌ったり、話しているから」
「衣装が全員同じでないのに、色やデザインに統一感があってグループに見える。違うことがメンバーの個性を表現している印象を与えている」
「歌が耳に残るから」
というようにどうして好きあるいはよいと思ったのかを3つ以上考えてみましょう。

・先ほどの答えの中に、自分の身近なことでできる改善点、活かせる点がないか考える。

ただ、好きなこと、気になるところを書き出すだけでなく、今の自分に取り入れていかせられるところ、あるいは改善点を書き出す。
これが何か他人に意見を問われた時の回答の種になります。
例えば、
「BTSの曲の動画を何回見ても飽きない」
実はこの答えは、自分が作成するプレゼンテーションを見飽きないものにしたい時のヒントにります。

場面がコロコロ変わる→背景やメンバーの着ている服、髪の色を変えている
同じ曲でも過去に撮った動画を場面ごとに入れ替えて使う事により、雰囲気を10秒ごとに変え、劇的に演出が変わった印象を与えている

プレゼンテーションの背景を、導入、目的、方法、結果、考察という場面で変えてみる。
過去に使ったプレゼンでここはみんなが聞いてくれたという場面を引用してみる
などなど

必ず記録しておきましょう。
書いたことを振り返らなくてもいいです。
記録することで、やったという実感と記憶に残ります。
これを1カ月繰り返すと自分の意見が、以前よりは形にしやすくなっているはずです。

よかったら、試してみてください。

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