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お金があれば幸せか?

人は生きているだけで多くのお金が必要です。
食費や生活費などのほかに、年金、住民税、国民保険などの支払いが必要です。

夫はアルコールのせいで働いてはクビになる、を繰り返していたのですが、微妙なラインで税金は非課税になりませんでした。
さらには前年の収入でかかるこの税金の支払は、今年は無収入でも支払わねばなりません。
夫が亡くなる前、しばらくは
この支払いが、私の肩に重くのしかかっていました。もちろん家族4人分の生活費も私のささやかなパートの給料で賄わなければなりません。
毎日が、息もできないほど苦しく追い詰められていました。

ずっと、死んだら楽になるんだろうか、と考えていました。
高いところに登り、ここから飛び降りれば終わりにできる、と考えたこともありました。醤油を一升飲めば死ぬ、という話を聞き、醤油をガブ飲みしたこともありました。

でも、死ねば次の日から子供たちが露頭に迷ってしまいます。ギリギリでこの世に踏みとどまれたのは、子供たちのおかげです。

お金さえあれば、幸せになれるのに

と、常に思っていました。

そんな、生きるか死ぬかの瀬戸際まで追い詰められた困窮が、夫の死によって終わったのです。
それどころか、遺族年金として定期的にお金が入ってくるようにさえなりました。

夫の死によって、経済的に助かったのです。

ですが、

実はその事実が最も私を打ちのめしました。

夫の不幸によって、自分が救われた、ということが。

これじゃあまるで、、
夫の命を吸い取って生きている吸血鬼じゃないか。。。

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夫が生きていて生活が困窮していた当時よりも
亡くなって経済的にゆとりができた頃の方が

不幸だったと思います。

周囲の人が皆、私を影で罵っているのではないか、という、
ありもしない妄想を抱くようになりました。

布団に入っても目を開けたまま朝までじっとしている時もありました。

亡くなった後もしばらくは普段通り変わりなく過ごそうと
しばらくは仕事を続けましたが、やがて精神的に追い詰められて仕事を辞めることとなりました。

もちろん、一時的にゆとりができたとはいえ、
二人の子供はまだ小学生。これからお金がかかる時期です。
仕事をしてお金を稼がなくては再び辛い思いをさせてしまいます。

ただ、当時は私だけでなく子供たちも精神的に不安定で、学校で問題を起こすことも多く、さらに身体的な不調を訴える日も多かったのです。
寂しさと不安が身体にまで影響を与えていたようです。

そこで次の仕事は「会社に勤める」という方法ではなく
できるだけ子供たちのそばについていられるように
家でできる仕事を、という選択をすることにしたのです。

僅かながら保険金も入ったため、
しばらくは家でできる仕事を行うための勉強を続けました。



さて、私の例は少し極端ですが、
お金がない時も、お金にゆとりがある時も、どちらも不幸だったのです。

お金は、それがあるだけでは幸せにはなれないようです。
幸せは、お金のあるなしとは直接の関係がないことかもしれません。

幸せの決定権は、お金には持たされていないのではないかな、と思います。

今日のメッセージ

○生きていくのが辛い時も、どうか諦めないでください。生きてさえいれば、その苦しみは必ず終わります。
○お金と幸せは、直接関係ないことかもしれません。

今日のQuestion

「これさえあれば、きっと幸せになれる」と思い、
今、欲しいと思っているものはなんですか?
お金?パートナー?マイホーム?家族?
それとも、生きる目的や使命ですか?
それがない今は、本当に不幸ですか?


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普通のオバさんだった私がスピリチュアルを学び、様々な経験を通して幸せを見出した体験談ですが、これはそれだけではありません。 読み進めていく…

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