高熱がもたらした気づき

４０度近い熱が、２０日近く続きました。

最初は、すぐ下がるだろうと軽く考え、
寝ながらも仕事をしていた私ですが、

熱は引かず、頭痛も止まらず、
頭も働かず、仕事のクオリティが維持できなくなり、
１週間たつと
納めた仕事に苦情や返品が相次ぐようになり、
ここに至って事情を説明し、
全ての仕事から手を引かざるを得なくなりました。

仕事をしなければ、収入はなくなります。
不安な一方で、
ほっとしている自分もいました。
心に染まない仕事からの解放感で、気分は軽くなったのです。

当時の私は、一日１８時間くらい働いていました。

残りの時間の半分が子育て、
食事の支度や送迎に費やされ、
睡眠時間は平均で３〜４時間といったところです。

落ちついて考えれば、倒れて当たり前です。
そんなことさえ気がつかないほど、
当時は追い詰められた精神状態だったのかもしれません。

高熱の最中は、薬を飲んでも治まらない強烈な頭痛から気を紛らわすために
ずっとアニメを見ていました。

アマゾンのプライム会員で、
多くの作品が見放題なのです。

ビジネスの勉強をしている時、講師から
「成功するまではゲームや漫画、テレビ、映画など
すべての娯楽時間を放棄して勉強と仕事に充てるように」
と言われていました。
それを忠実に守っていた私。

本当に、久しぶりに娯楽のために時間を使いました。

そしてこの時、気づいたのです。

アニメがなければ、私は死んだも同然だと（笑）