ヴィーガン弁当の意外な影響
保育園に通う娘には毎日、園で提供される給食と同じ献立のヴィーガン弁当を持たせてる。2021年4月に始めて、もう1年半以上経つ。自分のためにやっていた行為だが、予期せぬ影響があった…
保育者との個別面談
先日、娘が所属する1歳児クラスの担任の保育者2人と、こちらは親2人で面談をした。内容は、1)園や家での子供の様子の共有と、2)ヴィーガン給食の提供に関する相談だった。
2021年4月から1年半以上、毎日保育園の献立に合わせてお弁当を用意している。だた、保育園への相談の結果、同年11月からは一部(主食のお米やデザートのフルーツなど)の献立を提供してもらえるようになった。
それでも、多い日では献立の70%近くを作っている。2人目が生まれてからは、正直ちょっと朝が大変だ。
来年2人目が保育園に通い始めると、お弁当も増える予定なので、2人目の妊娠がわかった時から「もう少しなんとかならないか」とこまめに園に相談させてもらっている。
今回の面談でも「何かもう少しできませんか」という内容の相談だった。ちなみに今まで提案してきたアイディアたちは:
(娘の分だけ)全部ヴィーガンで提供
献立を無視して1プレートならぬ1品料理のお弁当を持参する
園全体で副菜とお汁に鰹節を使用しない(和食中心の園なので、鰹節さえ抜けば、ヴィーガンなものが多い)
パンの提供時は米粉のパンに変更して提供
お米やフルーツなど、元々動物性が入っていないものは園から提供
今までこの中で採用されたのは最後の2つ。ゼロではない。ダメもとで言ってみるもんだ、と振り返って思う。
今回新たに私から提案したアイディア:
蒸しパン、パウンドケーキ、クッキーなど、日によっては元々(というかたまたま)動物性不使用で園が作っている様子。これらが献立に入る際は全て植物性で統一できないか。
料理のベースが全てヴィーガンで、主菜だけが曜日によって肉や魚である、という園がヨーロッパでも日本でも存在する。これを娘の園でもできないか。
当然、2番目は現実不可能な気がしているが、言うだけ言ってみる。
私の話を聞いた保育者の方から「私も蒸しパンとかは、日によって(材料が)牛乳だったり豆乳だったりするのは不思議に思ってました」と言われ、共感してくれたと共に、次の意外な言葉が返ってきた:
なんと。
それで思い出した。去年、同時期の0歳児クラスの面談を。
0歳児クラス
今年と同様、クラス担任の保育者と面談した。園や家での様子を共有し、やっぱり「ヴィーガン給食、なんとかなりませんか」と相談していた記憶がある。
その際も言われた:
また、面談とは別に、ある日のお迎えの際に別の保育者に言われた:
普通に美味しい
「普通に美味しい」というコメントが嬉しいようで、ちょっと複雑なのはさておき(笑)
私はただ単に、ヴィーガン子育てを貫きたくて、ヴィーガンの給食弁当を持たせているだけだった。
見せつけるつもりもなければ、園の給食を否定するつもりも無い。
それが、気付けば(少人数ではあるが)以前はヴィーガンのことを知らなかった人に知ってもらうきっかけになっている。
しかも、興味を持ってくれて、自分で食べに行ったり、探求したりしている。
「ヴィーガンって変じゃない」「美味しい」
ちょっとでもヴィーガンを身近な選択肢に感じてもらえれば、これ本望ですね。
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