そうさ、私は14歳から海賊さ。
自由気ままで、お茶目で、根に持たない性格。そして、何をしていても、どこにいても幸せ。14歳の私が惹かれたのは決してドクロや大ぶりアクセや無造作な長い髪ではない。海賊の生き方に惹かれたのだ。きっと。
ジョニー・デップが演じるジャック・スパロウ
きっかけは、2003年に公開された映画『パイレーツ・オブ・ザ・カリビアン』。当時私は14歳。(私の現在の年齢、バレますね)。
ジャック船長の装いといい、立居振る舞いといい、性格といい、頭の回転の速さといい、何をとってもなんだか憧れた。
映画のエンドロールで、私は心の中で呟いた。
別に海賊になりたい、と思ったわけではない。第一、海は好きだが、船は酔う。
自由に自分の行く道を信じ、周りの評価など気にしない。自分が本当に欲しいもののためには全力投球し、すんなり手に入れる。
そんな具合に、私はジャック・スパローという架空の人物をいつの間にかロールモデルにしていた。
自分の運の良さに気付いた2016年
海賊ロマンに憧れてから、かれこれ10年以上が経った2016年。その間、色々あった:
リーマンショック翌年の就職氷河期に、すんなり外資系金融機関から新卒内定をいただく。
自分の武器(英語)が使えて、セレブ溢れる街「広尾」に配属された。
同期一早くトレーナーになった(か昇進した)…詳細は忘れた。
個人営業→法人事業部→外資系証券のトレーディングフロアへと希望すれば、すんなりステップアップした。
塾に行かずに当時世界ランク1位のビジネススクールに1ヶ月で合格。
留学先でソールメイトとしか思えない人と出会った。
ふとした瞬間、過去10年を振り返った私は心の中で:
と思って天に両手を合わせた。
運ではなく、自分で実現していた
早送りすること6年。今だから言えることがある。
それは「故意に欲しいものを手に入れることは可能である」ということ。自分に合うプロセスを探すだけだ。
人はこれを「引き寄せの法則」と呼んだり「夢の地図」と呼んだり「自分の可能性」と呼んだりする。
私は、というと「運」と呼んでいた。
欲しいものが手に入らないと、人はこれらの逆を犯人にしません?
これに気付いた時、今までの自分の「ラッキー」な出来事が「自分で引き起こした」出来事に見えた。はて、今まで私は何をしていたのか。それを明確にできたのは2021年。去年だった。
ジャック船長の羅針盤
『パイレーツ・オブ・ザ・カリビアン』に出てくるジャック船長は、不思議な羅針盤を持っている。一般的な羅針盤のように北を示さず、ジャック以外の人が使っても、針はぐるぐる回り続けるだけだ。
しかし、ジャックが使うと、針は迷わずとある方向を指す。
これが、面白いことに、北ではない。
指すのは、ジャックが一番欲しいものが見つかる方向だ。
2021年に気付いた。私にもこの羅針盤がある。別にジャック船長を意識したわけではない(多分)。人生の局面では常に周りの声ではなく、自分の心の声だけを正直に聞いてきた。その結果、前述のようなたくさんの「ラッキー」があったように思う。
日々の生活にもラッキーを
人生の局面では心の声を聞ける私だったが、日々の生活はどうだ。
2021年、私は切羽詰まっていた。産休中に起業をし、売り上げを立てる前に子供は産まれ、アマゾンに復職し、コロナ禍での生活上の制限ものしかかり、なんやらヘトヘト。
これじゃ羅針盤がくるくる回っているだけだ。
そこで私、日々の心の平安を取り戻そうと自分探しの旅に出た(もちろん在宅スタイルで)。
瞑想、レイキ、ジャーナリング
いつもながら長くなったが、ここからが本題だ。
昨年私が出会った、しっくりくるツールは「瞑想、レイキ、ジャーナリング」の3兄弟である。
それぞれについては、またの機会に書こうと思うが、これらが私の2022年にもたらした「ラッキー」はもはや尋常ではない:
Ekolokalへの投資家が見つかる。
Ekolokalの拠点となる不動産とご縁がある。
拠点となる不動産で、自分の大好きなヴィーガン食の提供ができるカフェを開業する。
カフェで働く素晴らしい仲間が集まる。
第2子を自然妊娠(実は去年流産している)。
今までで一番個性豊かなダイバーシティあふれる方々と数多く出会う。
これ以上書くと自慢話になるので、自粛しよう。
私は昨年、自分に合う「ラッキーの作り方」に出会ってからは日々感謝をしながら「瞑想、レイキ、ジャーナリング」の3兄弟と仲良くしている。レイキは比較的新しいが、瞑想とジャーナリングは、習慣化してからもう1年も経つ。
これでついに、私もジャック船長の羅針盤を手に入れた。
私の針は今、どこを指しているだろう。
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