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起業した人へ。ー時間の捉え方ー

起業して、ふと気づく課題「時間管理」。

起業家は、無我夢中で起業し、走り続け、気が付けば24時間四六時中仕事のことを考えていることが多いですね。起業後当面の間、事業の安定化に向けて、資金繰りやマーケティング戦略に明け暮れる日々。加えて、人脈づくりのため異業種交流会に参加したり、勉強会に参加したり……。そんななか、目の前のことに没頭しがちになる人たちが続出します。→時間に追われる→疲れる→未来志向で考えられなくなる、という悪循環が生じます。

時間の捉え方

●時間の見積もりをするため、仕事(作業)を分類し、それぞれに要する時間を把握する

各作業ごとの時間の把握は重要です。把握することにより、計画策定そのものを容易にし、且つ工程管理に役立ち、実行とのギャップを少なくすることに貢献します。時間管理が苦手な方は、WBS(Work Break Structure;作業分解工程図)を作成できるとベストですが、そこまでしないとしても、それぞれの仕事(作業)に要する時間の把握を、最低限されることをおすすめします。

●時間を厳密に扱う

打ち合わせ所要予定時間を、きっちり守っていますか。ついつい延びていませんか。サービス所要時間が、ついつい延びていませんか。「ついつい延びる」から卒業しましょう。

●自分の時間を選ぶ

その会議、必要ですか。その面談、必要ですか。その交流会、必要ですか。目的を確認し、必要性が認められないなら、潔く切り捨てることをおすすめします。判断基準は、必須かどうか。「どちらでも良い」ことには、自分の時間を投じないことです。

●余白時間を確保する

何も予定を入れず、無の時間を確保されることをおすすめします。休息、読書、瞑想、あるいは将来への展望をめぐらすなど、余白時間を。


時間に追われるのではなく、先手先手が打てると良いですね。無理・無駄をなくす努力と時間管理を徹底し、仕事も、楽しみも、有益で濃い時間を。自分の時間の尊さをいつも感じるだけで、時間の捉え方が変わってくると思います。

百年一瞬耳。君子勿素餐。(百年の時は一瞬に過ぎない。いたずらに時を過ごすことのないように)ー吉田松陰

村上紀子

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