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【微艶小説】蛇を飼う。

ふと、自分の中に蛇を飼っているな、と思った。

とあるLIVE配信を眺めていて、私の中がうずくのを感じた。

一夜明け、その”うずき”がなんであったか、、輪郭を持つ。

嗜虐…。

私は、その対象を弄び、だんだんと弱らせて私の足元にうずくまらせたい欲求を抱いたようだった。

普段は蛇を飼っていることなどお首にも出さない。

和顔を崩さず、誰をも優しく受け入れるていだ。

当の私だって、そんな不穏な蛇を飼ってるなんて普段は忘れてしまっている。

しかし、私の嗜虐性をくすぐる鼻持ちならないエモノが眼前に現れると途端にその蛇が鎌首をもたげるのだ。

一撃で楽になど、決してしない。

さんざいたぶり、泣きわめかせ、命乞いをさせた後に

毒を含ませ、ゆっくりとその命の灯を消し去るのだ。

私が悪いのではない。

私が凶暴な蛇を飼っていることを見抜けなかった相手のMISSだ。

見間違ってはいけない。

世の中はそんなに甘くはないのだ。


喜びの循環^^