泰山木の花
今日の俳句は
鈍色(にびいろ)の空に泰山木の花
季語は「泰山木の花」。夏の季語です。
泰山木は、葉も花もとても大きいです。白い大きな花を咲かせますが、花は高いところに、大きな葉に囲まれて咲くので、見つけにくいのです。その上、咲くのは6月頃ですが、咲いている時期がとても短い。すぐに枯れて茶色くなってしまいます。
花は子供の頭ほどもあって、白くて、上を向いて咲きます。とてもきれいです。梢の先で、空に向かって咲きます。見つけるとうれしくなります。
その空は梅雨空で、鈍色をしている情景として詠みました。
自宅の近所に3本ほどありますが、毎日通る場所ではないので、うっかりと、花に出会えない年もあります。
今年はもう、つぼみを見つけたので、マメに通おうと思っています。