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~第6回 猫は偉大なり 猫が偉大であることを教えてくれた崇高な猫「たま」 ③~
神奈川県横浜市戸塚区の女性ライダー弁護士西村紀子です。
一人の弁護士として、一人のライダーとして、そして、一人の人間として、日々感じたり観察したりしたことで、皆様のお役に立つと思えることを、つぶやき発信していきます。
本日は、「猫は偉大なり」。
前回に引き続き、猫が偉大であることを、「私の猫」達を通してつぶやきたいと思います。
“猫が偉大であることを教えてくれた崇高な猫「たま」”③です。
女の子でありながら縄張りを持ち、縄張りに侵入してきた雄猫たちと戦って次々に追い払っていた「たま」。
そんな話を聞くと、喧嘩が強いだけの荒っぽい粗暴な雌猫かと思われてしまいそうですが、そうではありません。
たまは、
その2 並外れた頭脳と智略をもっていた
のです。
縄張りに侵入してきた雄猫たちを追い払うのも、喧嘩だけではなく、頭も使い、自分の労力を抑えます。
当時、私たち家族が住んでいた家は、庭に「サイクルハウス」というビニール製の大きな物入れ(自転車小屋)がありました。
その上には、キウイフルーツ(マタタビ科マタタビ属なのです)の蔓がつたうようにしてあったため、たまは、サイクルハウスの上がとても大好きでした。
よくそこで寝転んでいたものです。
ある時、サイクルハウスの上を見ると、たまが、雄猫と一緒に寝転んいました。
“あら、たまも、雄猫と仲良くするんだ・・”と家族みんなで驚いたものです。
それにしても、その雄猫は、一見すると、弱そうな猫で、なんだか、たまのお相手としては、不思議な感じがしたものです。
近所の人からも、
“たまちゃんは、ああいうタイプが好きなのねえ・・・”
などと言われたものです。
ところが・・・・・
あるとき、また、別の場面を見ます。
そのたまと仲良くしていた雄猫が、別の雄猫と、我が家の庭で喧嘩をしていました。
そして、たまは、それをサイクルハウスの上から、ゆったりと眺めているのです。
なんと・・。
たまは、仲良くしてあげた雄猫に、別の雄猫と戦わせていたのです。
こういう場面をその後たびたび目撃しました。
そして、最後に・・
縄張りに侵入してくる雄猫がほぼいなくなったところで、たまは、その仲良くしてあげて戦わせていた雄猫を自ら追い出してしまいました。
たまの縄張りは、ほぼ安泰になったのです。
(続く)
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