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私は私に執行猶予を与えることにした

娘が学校に行かなくなった時の自分の振る舞いを
人に話したことはない。
話せるほど、消化出来ていなかったからだと思う。
あと、なにより普通に恥ずかしかったし知られたくなかった。

だけど、この間思いがけず話す機会に恵まれて思わず口から出た言葉に
私自身が驚いた…。

「私は自分を赦せない」

「子どもの気持ちを受け入れる」なんて
何回も何回も何回も何回も何回も何回も口にしてきたし、
頭に叩き込んでいたはずなのに。

「明日は行くって言ったじゃない!!!!」
とか
「そんなことで休めるわけないでしょ!!!!」
とか
「本当にいい加減にしてよ!」
なんて事を休みたいと言われる度に娘に言っていた。

そんな当時の事を思い出した私は話しながら、
「なんであんな事言ったのか、どうして気持ちに寄り添ってあげなかったのか」
「あの時の私を今も赦せない」
と口に出していた。

話し終わった後、私は自分の気持ちを改めて知った。
「あぁ…私は私のこと赦してないんだ…」って。

認めてはいるけど赦してはいなかった

自分が鬼母だったことはわかっていたし、
そんな自分が存在することは認めていた。
その時はそれくらいいっぱいいっぱいだったんだよね
って。

だけど、そんな自分のことを「赦し」てもいなかったし、
「許し」てもいなかったのだ。

だから当然「受け入れて」もいなかった。
そんな私も私
なんて到底思えてないから、話もできなかったわけで…。

許してもいなきゃ、受けれてもいないんだから、そりゃひた隠しにして生きていきたいと思うよな…と。

いつか許してあげられそうなのか?

気づいた次の日にノートを書いてみたけれど、
結論としては「うん、許せそうにないな」だった。

いや、簡単に許せないよね。
母親としてそんな事した自分も許せないし、
モンテ講師なのにそんな事した自分も許せないし、
なんかもうとにかく菊池風磨君ばりに「許せない!!!!!!」って感じだわ。

となったのだけど、
「許してもらいたいです…」となる私ももちろんいて。

結論としては、
「なかった事にはならないから、それを踏まえてどう生きるのよ?」
を考えようという事になった。

同じ過ちを繰り返さない為に、私が何を選択するのか?
を毎日毎日一生繰り返していくしかないのかな…って。

娘の気持ちに寄り添うと決めたのなら
それを忘れずに毎日やっていくという一生続く執行猶予期間。

だからね、同じような状況になっている方がいたら伝えたいなと思うのです。
あなたにそんな後悔してほしくないから、
子どもの気持ちに立って考えてみてあげてくださいって。

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