noteやってみようと思ったのは

昨日、「noteはじめました」と書いたのに、さっそくはじめました詐欺になりかけ、この時間に。
書きたい、伝えたいことはたくさんあるけれど、今日は書いてみようと思ったきっかけを。
心理士として初めての現場は精神保健デイケアでした。二つ目の大学院生活をしながらの仕事は、本当に充実した幸せな時間でした。
そこでは朝の会、帰りの会のようなことをやっていて、メンバーもスタッフも輪になって座り、昨日のできごと、今日の感想を一言ずつ言っていくのです。
私は実は人前で喋るのはとっても苦手で、とてもドキドキしたのですが、毎回心を込めて、メンバーさんの心に届くようなことを話したいと思って過ごしていました。日々の出来事に心を向けて、自分が感じたことからメンバーさんの生きるヒントになるようなことを伝えられたらと思っていました。

そして毎日メンバーさんが書いてくれる日誌をリニューアルして、二日に一回はメンバーさんへメッセージを書いていました。メッセージはスタッフ全員で書くのですが、私は心理士という立場から見て、その方の心に必要と思われる言葉を紡いで書いていました。具体的には、メンバーさんががんばっていた場面や、きっとこんなことを考えているなということに合わせて書いていたように思います。
メンバーさん、スタッフと幸せな時間を過ごしていましたが、常勤職への転職のため、大学院修了に合わせて2年で退職することになりました。
メンバーさんへ退職を伝えた後、メンバーさんから、ありがたいコトバをたくさんいただきました。そのなかで、メンバーさんの何人かが、いつも私が何かを伝えようとしていることを感じてくれていたことや、私のコトバから元気を得てくれたり、考えたり、振り返ったり、がんばろうと思ってくれていたことを知りました。会や日誌を通しての私のコトバが、メンバーさんの心に届いていたことを知りました。

コトバが心に届く

実は、心理士が発信することに、今でも多少の抵抗があります。
でも今、私が仕事を通して出逢う人は多くはありません。そしてコロナ禍となってから、ますます人と人のかかわりが薄くなっています。それなら、何か別の方法でも、メンバーさんに伝えていたように、誰かに届いたらいいな。日々の感じたことを大切にする日々にしていきたいな。書きとめていきたいな。

そう感じて、noteを始めました。

私の気持ちを後押ししてくれたのは、素敵なドクターと出逢えたこと。4月から小児科のクリニック(発達支援センター)で働き始めました。ドクターとお話していて、発信していくことで救うという考え方を知ったように思います。
私は心理士なので、どのような発信になるかはわかりませんが、、、

もうずいぶん時間が経ちましたが、今でもメンバーさんの顔が浮かびます。メンバーさんのコトバが、今でも私の心を支えてくれています。

心理の仕事ってやっぱり素晴らしい(笑)
辛いことも多いけれど。

長々すみません。

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