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乳がん記録 #11 全摘+同時再建手術の詳細


手術説明

2023年5月30日。前回の診察で術式が決まったので、今日はどんな手術になるか、詳しい説明を聞きに夫と病院へ。
前回書いたように、術式は、「右乳頭温存乳房切除+センチネルリンパ節生検+広背筋皮弁による乳房再建術」で確定。

乳頭温存については手術中の検査でもし不可能となった場合、乳頭部分は切除して再建するとのこと。
その場合、脇の下、背中以外に、乳頭付近にも傷が残ることになり、乳頭の再建をする場合は日を改めることになる。

次にセンチネルリンパ節生検。
これはリンパ節への転移を確認する検査のこと。乳がんが一番最初に転移するセンチネルリンパ節を手術中に生検し、もし転移がある場合はその周辺のリンパにも転移している可能性がある、ということで、リンパ節も切除することになるそうだ。
(2ミリ以下、など極小さい場合は切除しない場合もあるそう)
ここでもしリンパ節への転移がわかれば、ステージは2に上がり、術後の全身治療が変わってくるとのこと。
どうか、転移していませんように・・・。

そして最後が広背筋皮弁による乳房再建術。
ここから手術は乳腺外科から形成外科へと引き継がれ、背中の肉を乳房に移植する手術となる。
この手術の詳細説明は手術前日(入院初日)に病室で行われるそうだ。

このあと、手術同意書とか、輸血同意書とか、本人のサインや押印が必要な書類を渡され、入院予約をして、この日の診察は終了。
次に病院に来るのは、もう6/20の入院日になる。
4月の頭に初めてこの病院に来て約2ヶ月。ここに来るまで本当に長かった。
なかなか治療法を決められない私に何度も相談の機会を持ってくれて、主治医の先生には本当に感謝している。

セカンドオピニオンについて

さて、もう一つ入院前に書き残しておきたいことが、セカンドオピニオンについて。
今回、結局セカンドオピニオンはしなかったのだが、実は2度目の針生検のあと、一度する方向で考えた。
部分切除か全摘か、全摘の場合は再建するかしないか、再建する場合は同時再建か二次再建か。。。
それらの決断をするにあたって、専門的な意見を他にも聞いてみたいと思ったのと、次の診察までに2週間近く間があったため、時間もあるな、と思ったからだ。
ただ、結果的に次の診察が早まったこと、その診察の時に他の先生の意見も聞けたことで必要なくなったため、セカンドオピニオンはしなかった。

あとは、そもそも乳がんのステージ1なんて山ほどある症例だし、標準治療も確立されているのだから、どの病院に行ってもやることはあまり変わらないだろう、とは最初から思っていた。
おそらく再建のない部分切除で済んでいたら、セカンドオピニオンなど考えもしなかったと思う。
もちろん、信頼できる主治医に出会えた、ということも大きい。
主治医との相性が良くなければ、どんなに軽い症状であっても、簡単な手術であっても、不安を解消するためにセカンドオピニオンはやった方が良いと思った。
あとは、もし自分がステージ3や4という状態であれば、そもそも最初の病院選びからもっと慎重にもなったし、セカンドオピニオンもやっていたと思う。

というわけで、あとは入院、手術を待つのみです。


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