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乳がん記録 #04 再々検査


再々検査

2023年4月6日。針生検をしにM病院へ。
この日は夫に車で連れていってもらう。海沿いのドライブでちょっと明るい気持ちになる。
9時の予約で、受付開始は8:45と言われていたが、8:30には病院に到着。
するともう受付が始まっており、8:45には乳腺外来に到着。

針生検の前に、まずはマンモグラフィーとエコーの検査。
マンモグラフィーの待ち時間はほぼゼロ。到着と同時にレントゲン室へ。
人間ドッグとはレベルの違い、「ここまで潰すか!」というくらい潰されて、かなり痛かったが、悪い物がある以上ここは我慢。
次にエコー。「30分くらいお待たせするかもしれません」と言われたが、15分そこらで呼び出され、慌てて検査室へ。
エコーの検査はとても丁寧で、30分くらいはかかったのではないかと思う。
リンパ節への転移も確認しているようで、脇の下から鎖骨あたりまで、丁寧に丁寧に見てもらう。
検査技師さんがとても明るい女性で救われる。

診察

マンモとエコーが終わり、いよいよ診察室へ。
若くて人当たりの良い男の先生だった。

医療関係の仕事をしている姉に「乳がんは女医さんの方が気持ちを分かって貰えていいのかな?」と聞いたら、「意外に女医さんの方が厳しくて、男の先生の方が優しかったりもするよ」と言われていたし、個人的には威圧的だったり、偉そうな先生だけは嫌だな、と思っていたのでちょっとホッとする。

マンモとエコーと細胞診から見た診断は、みなとみらいのクリニックの先生とほぼ同じ。
改めて触診もして貰ったが、「これは自分で触ってもなかなか気づきませんね」とのこと。
若い男の先生のサポートをしている看護師さんから「エコーで見つかってよかったですね」と言われ、本当だな、と思う。
(マンモグラフィーよりエコーの方が技師さんの技量によるらしい)

針生検

そしていよいよ「痛い」と恐れていた針生検。
エコーで場所を確認しながら腫瘍のある箇所に針を刺すのは細胞診と同じ。
針生検はその針が太いため、5ミリほど切開してから組織を取るそうで、部分麻酔をしての検査となる。
いざ部分麻酔。
先生から「これは痛いですか?」と聞かれ、「いえ?全然痛くないです」と答えたら、「結構深く針刺してますよ」と。
「じゃ、これは痛いですか?」と別の場所に針を刺された時、少しチクっとしたので怖くなり「痛いです!痛い!!」と大袈裟に訴えたら、麻酔を追加してくれ、おかげで怖かった針生検は全く痛みなく終了。
ただ、その日の夜は組織を取ったあたり(切開した傷口ではない)に何とも言えない鈍い痛みがあり、我慢できない痛みでは全くないけれど、ちょっと憂鬱だった。
(これから針生検をする人は、検査後は仕事を休むことをお勧めします)

そして検査終了後、一番聞きたかった質問を先生にしてみる。

「これは悪性の可能性が高いのでしょうか?悪性だった場合ステージはどのくらいでしょうか」

先生の答えは、「悪性の可能性は十分にあります。もし悪性だったとしても、恐らくステージ1の初期だと思いますよ」とのこと。
要再検査の通知が来て約1ヶ月、今までで一番ホッとした瞬間だった。

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