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乳がん記録 #02 再検査


再検査

2023年3月15日。いよいよ再検査。
どちらのクリニックも男性NGだったため、付き添うと言っている夫を置いて一人で再検査へ向かう。
この時点ではまだ誰にも再検査のことは話していなかったため、誰かの紹介などではなく、ネットの口コミなどを参考に、女医さんのいるキレイめなクリニックを選んだ。
あと、あまり自宅から近い病院より、ちょっと電車に乗って行く、くらいの方が気分転換になっていいかなと思い、最寄駅沿線のみなとみらい駅の近くにした。

子宮頸がんの結果

先に子宮頸がんの話をすると、この日、まずはHPV検査というものを行った。
この検査で、まずは子宮頸がんの原因となるウイルスが存在するかどうかを調べるとのこと。
子宮から直接細胞を取る検査だったが、そんなに強い痛みはなかった。
この検査で陽性だった場合はコルポスコピー検査と組織診を行うという。この組織診が出血と多少の痛みを伴うらしい。
(再検査の病院を選ぶ際、このコルポスコピー検査対応の病院を選択しないと、また別の病院にかかることになるので要注意!)

検査結果は2週間もすれば出るのだが、検査結果で陽性になった場合はその場で組織診をするらしく、月経中はNGということだったのでタイミングが合わず、3週間後にようやく検査結果を聞きに行くことができた。
ちなみにHPV検査は陰性。
子宮頸がんの心配はなし、ということだった。

乳がんの細胞診

そしていよいよ乳がんの再検査。
まずは定期検診の結果について詳しく説明を受ける。
私の場合、マンモグラフィーには腫瘍のようなものは映っておらず、良性と思われる石灰化がいくつかあるのみ。
ただ、エコーの方では、悪性の特徴が見受けられる影があるとのこと。
通常、腫瘍や乳腺囊胞はエコーで黒く写るのだが、良性腫瘍や囊胞の場合は輪郭がくっきりしていて、悪性の場合は輪郭がモヤモヤしているらしい。
改めてエコー検査をしてもらったところ、やはり同じ箇所にモヤモヤが。
私のエコー写真には囊胞も映っていたので、その差は素人が見ても歴然。
「エコーで見る悪性腫瘍」の見本のようなモヤモヤとしたものだった。
触診では、なかなか見つけることができず、(自分で触ってもよく分からない)先生も首を傾げていたが、やはりこのエコーの写真は気になる、ということで、細胞診をすることに。
採血程度の針をエコーを見ながら腫瘍のある場所に刺して細胞を吸引するのだが、これがまあまあ痛かった。
もちろん我慢できないほどでは無かったし、1〜2分程度の時間だったのだが、初めての検査で不安もあったのか、長く感じた。

で、先生に一番聞きたかったのが、腫瘍の大きさ。
エコーで見る限り、1cm程度とのこと。
もし、悪性だったとしても早期発見と言えるサイズですね、と言われて、再検査通知が来て初めてちょっとホッとする。
やっぱり「何も分からない状況」が何よりも不安なんだな、と改めて感じる。

検査結果が出るのは2週間後とのこと。
長い、長い、2週間だった。


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