見出し画像

BLTカフェ、キッチンカーになる ペイ・フォワード記事 Vol.14

福島県福島市で「お互いさまチケット」といえばBLTカフェですね。県外からもペイ・フォワードを始めてみたい人、興味のある人が絶えず視察に訪れるお互いさまチケットのメッカ。ペイ・フォワード記事 Vol.3にも書いています。(https://note.com/noriko_c_o/n/n893770383ec5

店舗営業からキッチンカー営業に変わったので改めて遊びに行ってきました!

復習として、「幸せの0円ハンバーガー」ってなんでしたっけ?という人のためにこんなリンクをシェアしますね。↓

そう、この動画の舞台こそがBLTカフェです!今日はBLTカフェの魅力に迫りますよ~

スーパーアルバイト君、BLTに降臨

遊びに行った日はあいにくの雨。でも取材を始めようとすると奇跡的に小雨になっていくという、天のハグさんからのプレゼント。

この日は店長の一條りかさんと、お初にお目にかかる高校生のアルバイト君が店内でお仕事中。

BLTカフェの顔、店長の一條さん


せっかくなので、アルバイト君にたくさんの話を聴いてきましたよ。店長さんからも「スーパーアルバイト君」と呼ばれるほ気配りができる好青年。丁寧にオーダーを取ったり、私の質問に答えてくれました。

この職場が好きなんです!という雰囲気がバシバシ伝わってきました


彼は高校三年生で、この近くに住んでいるのだそうです。そして、BLTカフェでアルバイトを募集しているのを知り、まずはどんな職場なのかな?とインターネットで調べてみたそうです。これまでのこのnoteで色んな動画をシェアしてきましたが、YouTubeにはBLTカフェ関係の動画がたくさん出ています。それを見て、楽しそうだな、いい雰囲気の場所だな、と思ってアルバイトを申し込んだそうです。働く前に自分の想いとマッチしているかと調べていてえらいな~と思ったし、今はお店側がどんどん発信していると、いい取り組みをしていることが若者にきちんと理解してもらえる時代なんだなとほっこりしました。

スーパーアルバイト君、お互いさまチケットの魅力を語る

そんな彼は高校のともだちに「BLTカフェではお互いさまチケットを使って無料でハンバーガーを食べられるんだよ」と伝えてみたそうです。「『すごーい!!』と反応がありました。ここから高校が遠いのでともだちが来てくれたことはないんですが。」と教えてくれました。

高校生が働いているアルバイト先のことを自慢したくなる気持ち、そしてそれをきちんと理解してくれる友だちがいることって幸せなことですね。

お互いさまチケットで、働き手の精神力までアップ!

さらに話を聴いていると、とても心に響くコメントをしてくれました。「チケットのメッセージを見ると(自分の働きがその人の力になっていると分かるし、他のアルバイトでは体験できない貴重なことだと思う。」と。

さらに、「お互いさまチケットでお客様とやりとりして学んだことで、高校卒業後東京に行ってから活かしたいことはありますか?」と訊いたところ「自分たちはこんな風に人に優しくされているということが分かったので、東京で生活するようになってからも他の人に優しくできるようになりたい。」と返してくれました。このコメントを思い出して文字に打っているだけで心が震えて泣けてきます。

自分自身がお互いさまチケットを使う立場ではなく、そのやりとりを仲介させてもらうお店側の立場だとしても、人と人との優しさの循環、思いやりが巡る瞬間を目の当たりにしているわけです。だからこそ、自分もその愛情の循環を創り出したい、とこの青年は言葉にしてくれました。

言霊といいますから、その想いは行動となって現実となりますね。

このように、お互いさまチケットを導入すると、そこで働く人の心までもが美しくなるという素晴らしい取り組みなんですね。彼が自ら証明してくれました。

『お礼のカード』を通したコミュニケーション

この写真は、BLTカフェのお互いさまチケットの横に掲示してあるチケットの使い方です。

だれでも使えるお互いさまチケット♪

ここに『お礼のカード』記入、と書いてあります。これは、お互いさまチケットを使ってお食事したお客様が感想を残していくシステムのことです。店長の一條さんがこれまでの感想をまとめてあるノートをたくさん見せてくださいました。

その中にはお礼のカードがびっしり!内容を読むだけでも楽しめます。それに、見知らぬ誰か(BLTカフェでは「ふくしまたろうくん、はなこちゃん」と呼んでいます)からの愛情をこんなにたくさんの人が受け取っていたのかと思うと心が温かくなります。それだけの人の心が癒されてまた次の親切な行為に結び付いたのかもしれないなと思うと、「い~い~な~い~い~な~人間っていいな♪」、と唄いたくなります。このBLTカフェの存在のありがたさに、また脱帽です。

こんなにたくさんの出会いがお互いさまチケットによって繰り広げられました

高校生の実体験から出た感謝の言葉に感激

店長さんがこのノートに貼り付けられているあるメッセージについて教えてくれました。

数日前にお互い様倉庫に貼ってあるお互い様チケットの説明書きを読んで興味を持ってくれた高校生3人組。「このシステムはどういうことですか?」と質問してくれたそうです。最初は、まさか1,000円もするハンバーガーがただで食べられるなんて信じられない様子の3人。店長さんが「体験してみたら?」という声に押されてチケットを使ってみることに。

その感謝の声がお礼カードに書かれています。そこには・・・

「お金がない僕に恩をくださりありがとうございます。最高」

お互い様チケット By高校生

胸に直球で語りかけてくる、高校生の等身大の言葉。今は恩を受ける立場だけれども、いつか自分も誰かのためにチケットを買ってあげられるようになりたい。このような気持ちをもつ若者もたくさんいるようです。

久しぶりのオーナーズバーガーに舌鼓

私の好きなオーナーズバーガー、この日はもちろんお互いさまチケットでいただいてきました。「相変わらず大きいなぁ。どこから食べればいいんだ!?(ガブッ、モグモグ)・・・おいしい・・・」寒空の下、ふくしまたろうくん・はなこさんからのごちそうはお腹と心を満たしてくれました。


ポイントは少しつぶしておもいっきり大きな口で食べること!

そしてお礼カードも記入して、お互いさまチケットを購入。チケットボードに貼らせてもらいました。次はどんな人がこの美味しいバーガーを食べてくれるのかな?楽しみ楽しみ。

見ず知らずの人へのお手紙を書くのも楽しいですよ

お持ち帰りのバーガーを買ったら、店長さんが紙のトレイにメッセージを書いてくれていました。お客さんの滞在時間は限られていますが、その短時間で色々な工夫をしてお客さんを喜ばせてくれるんですね~。このメッセージ、「お互いさまの街ふくしま」という言葉の発信地、BLTカフェならではですね!

今日もいいことありそう!!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?