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適職を考える

就活のシーズンに突入しているせいか、学生の方が私のブログにたどり着いたのかしら?な、検索の気配が見受けられています。

学生の方向けに、適職をどう考えたらいいの?についての、KRANTI論です。

多くの大人が“好きなことを”とか“やりたいことを”と言います。
もちろん私もその意見に賛成しています。
ただ、その好きなこと、やりたいことから仕事を選ぶ時に、人と話すのが好きだから接客とか、苦手だからものづくり。みたいなくくりをすることには、NOと言いたいのです。

まずは事務の仕事を考えてみましょう。
事務の仕事は電話に出て対外的な対応をします。また、社内の調整役でもあります。そう考えた時、まさに“接客の要素”だらけな訳です。

以前、工場の人事担当の方とお話をしていた時にそんなことを話していたら『そうよ!事務ってのは社内の営業担当なんだから!結婚すると聞けば、名前の変更とか、将来の子供の手続きとかの説明も気を利かせてやらなきゃないんだから!』と、熱くおっしゃっておりました。

また、製造工場のものづくりの仕事についた場合、何年かすると社員の方はチームのリーダーという役割を任され、自分の係のパートの方を含めた方達をまとめていくようになります。当然、母親より年上の方もいることでしょう。すると“人が苦手だから製造”という選び方をしていると、行き詰まる可能性がかなり高くなります。

お話を聞いていると“人とのやり取りが苦手”とおっしゃる方でも、必ず“この世代なら大丈夫”というゾーン?があります。
また、新たなことを考えて臨機応変に実行するのが得意な方もいれば、決められたルーティンをこなすことに長けている方もいます。

同じ“レジ”の仕事でも、スーパー、コンビニ、ドラッグストア、家電量販店、ホームセンター、百貨店…それぞれに、お客様との関わり方や作業が違っているのは分かるかと思います。

お客様のニーズを聞いていろいろ提案するようなことが面白いと思える方なら、家電量販店をオススメしたいですね。新商品の情報などもおもしろがれるならなおさら楽しめると思います。洋服、化粧品などの販売も“提案”をして喜んでもらえるように思います。

ちなみに、コンビニのレジが一番難しいと思います。レジ、品出し、温め、公共料金の支払い、宅配便の手続き、お掃除、タバコやバスカード、切手、チケット販売…時間に追われる中で、どれだけ気を利かせられるのか。ましてや、怒鳴られやすそうな場所でもあり…とは言え、慣れさえすれば、比較的、同じ作業の繰り返しであり、お客様に深く関わることのない職業でもあると言えそうです。

なんの仕事でも対“人”はあります。

私自身、就職するまでは絶対に無理だと思っていました。今も苦手だと思っています(笑)

ですが、力をもらうのもお客様なのですよね。誰かからもらう“ありがとう”が私自身の力になっていると思います。

誰かのお手伝いをしたい。という気持ちがあるのなら、その対象が誰だと自分が頑張れるだろうか?

職業としてくくることに違和感がある私なのです。

誰に喜んでもらう仕事につきたいのか?

誰を助けたいのか?でもいいですね。

ぜひ、自分の気持ちが動くような仕事を選んでみてください。