2年ぶりに絵画

2年ぶりに絵画。

コロナ禍の大混乱で、自分の人生が一回転してたので、心も体もそれに費やしていて、タブローを描く気分じゃなかった。私のタブローは簡単な絵を描いていない、というのもあるが、やっぱり難しいらしいので、好きと言ってくれる人が少ない。なので描いても見れる人がいない、という意味で描くだけ無駄だったりする。だから自分のためだけに描いている感じになるんだ。目指す展覧会も何もない。そのためか、昔からそうなんだけど、気分が乗らないときは長期間描かなくなる。

ということでで今回のコロナ禍はギリギリだったのもあり、タブローは長期間お休みしてた。ただ作家仲間の中でマジで絵を観ている人は、私の絵がわかってくれるようだ。絵について的を射た感想を言ってくるのでうれしくなる。でもアーティストはお金に余裕がないから買えとは言えない。なので本当に分かってくれる人がアトリエに見に来てくれた時は未発表のタブローの1枚をプレゼントしてる。

1時間でドローイングし、乾かしてさらに半日ほどでカラーリング。そこから半年ほど乾かして仕上げのバーニッシュを塗る。絵にさわらない時間の長い事よ。でも油絵は触れば触るほど色が濁る。それは嫌なのだ。