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正攻法ですらない語学との付き合い方ートニー・レオンに伴走してもらう

トニー・レオン沼から抜けられず、YouTubeで動画を漁る日々。苦笑
その中で語学(英語&中国語)に纏わるあれやらこれやら。若干どころでもない脱線もしつつ。





”Shang-Chi”

先週観たこの映画の、爸爸·妈妈が出会うこちらを見返すと。

0:09頃、トニー・レオン扮するWenwuが、伝説の里Ta Loへの入り口を、里の守り人であり将来妻になるYing Liに尋ねるシーン。

”塔罗的入口在哪?“

うわぁ…”在哪?”って言った!”Where's?”って中国語で言った!!聞き取れた!

と、これだけで大興奮。
もう英語だと、「相手の言ってることがわかった!」「言いたいことを理解してもらえた!」という感動はないから。新たな言語を独学し、こういった学習者向けに忖度されていない文脈でわかることが純粋にたのしい。



「花様年華」

2000年のカンヌ国際映画祭にて、香港人として初めてトニー・レオンが最優秀主演男優賞を受賞した作品。モントリオール映画祭最優秀作品賞他、多数受賞。
当時二十歳の私はその世界観に魅了されて観よう観ようとめちゃくちゃ気になりつつ結局観ず仕舞い。二十年後、YouTubeでつまみ食い。

全体的に物静かな作品の上、香港が舞台なので広東語?…全然わからん…

中国語はベタに普通话で学習中。四声もさることながら、そり舌音”zh””ch””sh””r”は毎回舌がつりそうになるんだが、南の方の言葉ってそこまで激しくなく、喋りが平たく感じる。そーいや中華系マレーシア人の話す中国語もそんな感じだ。


とは言えこの映画…

圧倒的な映像美。色彩美。
陰と陽(と言いつつあっけらかんとした手放しな感じではなく、どこか陰のある)の描写が素敵。

はい、ちゃんと全編通して観ます。



”Lust, Caution”

「ラスト、コーション」ってカタカナがすらっと出て来たけど、これも観た記憶ない…あらすじ読んでもピンと来ねぇし…まぁせいぜい、「花様年華」同様、予告編か何かで目にして観たいフラグ立ったものの、観ずに終わったやつかも。
2007年ヴェネツィア国際映画祭にて、金獅子賞と金オゼッラ賞(撮影賞)受賞作品。

しかし、日本語だと「ラスト」としか表現しようがないが、”Last”じゃなくて”Lust”なの?原題だと「色・戒」だし…

色、ラスト

ラスト、色

ラストラストラスト…


(゚д゚)!


ハガレンで出て来た「最強の矛」、悪いお姉さんのことか!!!

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(実写版が松雪泰子だったとは…ぽいわぁ~)


ハガレンでは、敵対するホムンクルス(人造人間)の名は全て、キリスト教の「七つの大罪」に沿ったものになっており、ラストもそのひとつ(紅一点)。上記キャラクター予告動画は、何とも身もフタもない感じに仕上がってるけども。苦笑

よし!これでまたひとつ英単語が増えたぞ。
ありがとうハガレン。日本が世界に誇るマンガよ。

…しかし、これを覚えたところで、いつ使うんか。笑



激しい性描写で話題になったそうだが、マレーシアだとそういうとこカット版で公開されたんだろう。
「多民族国家」で「寛容」と言われるが、こと「性」に関してはそうじゃありません。何せイスラム教国ですから。

LGBTQは禁止。

2018年5月の選挙にて、英領から独立後およそ60年を経て初の政権交代を成し遂げ首相に返り咲いた、当時92歳のマハティール首相。その次期後継者と目されたアンワル氏は同性愛の罪で投獄されていた。(本当にそうかはわかりません)

「ボヘミアン・ラプソディー」の公開にあたってもすったもんだ。フレディ・マーキュリーがゲイだったから。



それはともかく、”Shang-Chi”のように大団円!な物語だけでなく、こういう救いのない物語も、たまには覗いてみたくなる。
心理戦。駆け引き。それを超えた、制御できない?感情。気持ちと気持ちのやりとり。肉体関係をもったから?快楽を共にしたから?


はい、ちゃんと全編通して観ます。
もっと中国語わかるようになりたい。



「レッドクリフ」

”Lust, Caution”をごそごそしてたらそのうちに、「レッドクリフ」大阪プレミアのニュース映像がひっかかってきた。

え、、、トニー・レオン出てたっけ?


え、、、しゅ、周瑜?


それ赤壁ではメインキャラクターやんか!

…観たのに正直覚えてない…


「レッドクリフ」で心を鷲掴みされたのは、日本のメディアには名前すら取り上げてもらえなかった、この人だったからね。

そう、呉の孫権役、チャン・チェンです。
香港ではなく台湾出身。


しかもこの御方、これも最近観た”Dune”に、アジア人唯一のキャストとして出演されている。スクリーンに登場した瞬間、心の中で叫んだ。


あ~~~!!!「レッドクリフ」の孫権出てる!!!


なかなかに重要な役どころなんだけども、下記オフィシャルサイトには登場しない。主人公Paulが継ぐはずだったAtreides家の宿敵、Harkonnen家の夜襲攻撃に加担した裏切り者だからか。

ニューヨークはマンハッタンど真ん中生まれのTimothée Chalametに比すれば、アジアン訛りは否めないけど、それでもカンペキな英語…


今はまだトニー・レオン沼にどっぷり浸かってるけれども、そのうちこの人の中国語や、英語にも挑戦しよう。



で、話をトニー・レオンに戻しますと。

インタビュー動画が目についてくる。

"2046"ってキムタクも出演したそうだけども、全く記憶にございません。が、「英語でしゃべらナイト」は覚えてるよ!


インタビュアーであるパックンの質問「あなたのその素晴らしい英語はどこで覚えたのですか?」に対して

「…幼稚園です」(2:00頃、はにかみながら)


「もともとシャイな性格だったけど、演技を学ぶことで、お客さんの前で感情を露にすることを覚えた。その役の後ろに隠れられるから」(2:00前後)




は?




妻が殺された復讐のため、幼い息子を連れ伝説の武器<ten rings>を手に単身乗り込み、「お前らのボスはどこや」と、ギャングのザコたちをメッタメタのギッチョンギッチョンに叩きのめすWenwu

(0:38前後)



ねめつけるようなまなざしで自分のところにやって来た王佳芝を見つめ、容赦なく手籠めにするMr.Yee



…同一人物ですか???

謎は深まるばかりだ。


これらの役を演じた当時のインタビュー動画もザクザク出て来るので、おいおい見ていくことにする。本当にいい時代になったものですね。こうして沼は続いていくのかな。






好きなもの、興味惹かれるもの×英語、中国語、その他の言語で幾重にも広がる世界。もう英語の「お勉強」はしていない。こういうのが語学を身に付ける真骨頂だと思うが…如何でしょうか?




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