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実況中継・マレーシア西海岸の旅 まとめ

2/1(火)、2/2(水)はChinese New Year, 春節。1/31(月)を年休にして5連休とすることにより、マレー半島西海岸を車で北上する旅を終えた今、総括をしてみたい。
全くもって想定していた「実況中継」にならなかったけれど、旅の様子は以下を御覧いただければ幸いです。




自動車旅の利点と欠点

私の旅のスタイルは基本、海外・日本国内問わず公共交通機関を使うというもの。けれど、ここマレーシアに来てから運転するたのしさに目覚め、少しずつ、距離を延ばして来た。今回の旅はその集大成とも言えると思う。振り返れば

走行距離=1,140km

に達していたからだ。
大学時代に免許取ってからマレーシアで必要に迫られるまで、1mmたりとも乗ってない、ペーパードライバー歴20年近い人がよ。

まぁそりゃそうだろう、マレー半島西側の北半分を制覇した訳で。
(オレンジマーカー)

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マレー半島最南端、シンガポールの手前、ジョホール・バルへは2020年~2021年の年末年始にかけて挑戦済み。その顛末もそのうち披露したい。
(紫マーカー)

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マレー半島横断も1回だけやったことがある。
(緑マーカー)

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その様子はこちらをどうぞ。


で、走行中、もしくは一般道での信号待ちのあいだ、マレーシアを車で旅することの利点&欠点を考えてみた。まずは利点から。




自由度が高い

door to doorで、自宅もしくは現在地から、次の目的地へすぐ向かえる便利さといったら。
公共交通機関を使う場合、それらが停まる場所までタクシーなりバスなり徒歩なりで行かねばならないし、発着時刻、時刻表に縛られる。日本はまだしも海外は、遅延も見込んで早めに駅やバスターミナルに行っておく必要がある。
マレーシアではGrab Taxiが主流となっていて、格安でタクシー呼べるけれど、つかまりづらいこともままある。都市部だと雨や渋滞がひどいとき。地方はそもそもどれくらい対応してるんだろう?自家用車が基本だと思われるので、需要あるんだろうか…


行動範囲が広がる

公共交通機関網が張り巡らされている範囲は、特に海外だと限定されていることが多い。マレーシアはとりわけ、鉄道。都市部でさえ地下鉄等はまだまだ発展途上で、あちこち工事の真っ最中。
Google Mapsを眺めていて、「え、何ここ?行ってみたい!」と思ったとき、車だとナビをセットするだけで気軽に目的地に着ける。
上記で言及した通り、Grab Taxiが利用できれば車なくても大丈夫だが、あくまでも利用できれば、の話。


自分もしくは家族のみの空間である

公共交通機関を使うと他人とその空間を共有せねばならないが、車は基本、自分か自分と近しい人のみ。Social Distancingは確保されている。


ガソリンが安い

1,000km超を走るにあたり、旅立つ前、ペナンからアロースターへ向かう前、帰りのタイピンの合計3回給油した。いくらかかったと思いますか?(どれも満タン)

RM166.73 ≒ 4,500円

これでもローカルからしたら高いらしい。
ちなみに満タンは稀で、手持ちのお金で凌ぐ人がほとんど。満タンにすることで食事とか、別の必要経費が払えなくなる方がこわいし、ガソリンスタンドは至るところにあるのでいつでも給油可。


高速代が安い

マレーシアでは、Touch 'n go(タッチアンドゴー)というカードで高速代が支払える。

これ実は、鉄道にもバスにも使えるため、さながらSuicaやPasmoのよう。
もっと言うと、ショッピングモールの駐車場代も払えるし(ダメなところもある)、Touch 'n go eWalletというアプリ使えば電子決済も可能。

1,000km超を走るにあたり使ったのは、いくらだと思いますか?
ざっくり、

RM100 ≒ 2,700円


荷物を気にしなくてよい

バックパッカーになったことはないけれど、貴重品なり着替えなり化粧品なり、生活に必要なものは全て自分で運ばないといけない。街歩きのために不要なスーツケース等、ロッカーは一般的でないので宿泊してたホテルに預けることはできるが、次に移動するときに取りに戻る手間が発生する。これが地味にめんどくさい。
それが車を使うと、観光には不要な荷物も一緒に運べるし、しかも載せられる限りにおいては量も気にしなくてよくなる。
車上荒らし?盗難?そのリスクは、ロッカーやホテル等、自分の目の届かないところに荷物を置く限り、同じではないのか。



ではここで、マレーシアを車で旅することの欠点を述べてみよう。



環境負荷が高い

これは言わずもがなですね。ガソリン車で移動する限りは。


疲労困憊

人間が運転する限りは避けては通れないだろう。
目の覚めるような素敵な景色に運転中出合えて、一瞬は忘れられたとしても、ずっと同じ姿勢なので首や肩、腰のコリは蓄積する。
実は目もやばい。
帰路、最後の休憩地としたサービスエリアからの美麗な景色を撮ったあと、夜間走行を余儀なくされ、結構キツかったんである。
例えばこれね。

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今、この瞬間!写真…撮れない…

心動かされた風景は是非ともその瞬間を切り取っておきたいと願う人なので、運転中に出合ったその一瞬を収められなかったことは痛恨の極み。
…別に写真撮るだけが旅の醍醐味ってこともないのは百も承知なんですが。
それでも撮りたいものが、この旅のそこここにあった。どーしても撮りたいときは停車したけど、できない場所もめちゃあった泣
まばたきだけでシャッター切れる、目カメラなんて発明されないかしら…




自動車旅のメリット・デメリットを中心に、今回の旅を振り返ってみた。
ペーパードライバー歴が長かっただけに、公共交通機関を使った旅と、車を使った旅の対比が自分の中で鮮明になったことが興味深い。


最後に言わせてください。


旅はいいなー!!!

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