未来を見てから現在へ

言語聴覚士、保育士として日々子ども達に関わっている小野寺です。

前回「なぜ先に未来を見てくるのか」と書いたところで終了しました。
これには原体験が3つあります。

1つ目。
初めて自閉症(自閉スペクトラム症)の子ども達と関わることになった民間の自閉症児療育機関では、新入職員は大人の自閉症の方達の入居施設での泊まり込み研修がありました。

2つ目。
言語聴覚士(ST)になってから初めて働いた職場では、大人の脳性麻痺の方達の入居施設に週1回通うことになりました。

上記2箇所の職場のトップの方達は共通して「子どもはいつか大人になる。今の姿だけではなく将来の姿を知った上で子どもに支援してほしい」という考えでした。

これがとっても良かった。

22歳の時に自閉症児のお父様に言われたことば(初投稿記事参照)通り、人の幸せに何が必要かを考えさせられるキッカケになりました。

3つ目。
我が子の子育て。
子ども相手の仕事をしている私でも、我が子には苦戦し、泣き叫ぶ我が子と一緒に泣きながら子育てをしていた時期があります。いつまでこんな状態が続くのか、先が見えないしんどさを抱えていた時期がありました。親は自分の子どものことは感情が入りすぎて客観視しにくいので、情報や感情の交通整理をしてくれる、周りのサポートが必要だなと身を持って実感しました。

実体験として未来の姿を知らなくても、想像の中で〈幸せ、穏やかな〉未来の姿を描いてから今何ができるかを考えること。
とっても難しいけど、保護者も支援者もブレなく子どもに関われる第一歩になるのではないかな、なんて思っています。

まとまらない文章になりました。
読んで頂きありがとうございました。

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