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40代、美容院と人生と仕事と

言語聴覚士や保育士として日々子どもに関わっている小野寺です。

先日、髪を切りに行ってきました。
複数の美容院をここでもない、あそこでもない、と転々として今の美容院に辿り着き3回目でした。おそらく次もこの美容院に行くと思います。
この美容院に決定!とした理由が、自分の仕事観ともつながるので書いてみたいと思います。

20代の頃はとにかく「キレイ」「お洒落」「なんかキラキラできている気がする」という理由で美容院探しをして、辿り着いた美容院に数年間通い続けていました。
お洒落な空間でお洒落な雑誌を読み、合間に提供してくださるお洒落なカップに入った紅茶を頂く。
もちろん担当美容師さんのカット技術も気に入っていたので通い続けていたのですが、引っ越しを機に美容院難民になりました。

その後30代はここでもない、あそこでもない、と転々とします。
この頃に美容院に求めていたものは、カットの技術+お洒落な気持ちになれる+居心地の良さでした。
30代半ばからは仕事に育児が加わり、ホッと一息つける空間を求めていたように思います。

そして現在、40代になり見つけた美容院は20代、30代の頃に求めていた条件とは少し異なる理由で通っています。

「美容師さんとの会話から、次の来店までにすべきことが明確になる」

今通っている美容院の美容師さんは変わった経歴の方で、なんと美容師+お坊さんの兼業をされています。
私はこの美容師さんとお話をしていると仕事との向き合い方や自分の今後の方向性について考えが深まって、「次回数ヶ月後来店するまでに、ここをこう改善して行動して報告しよう」などと髪もスッキリ、気持ちもスッキリしています。
「お洒落」だけを求めていた頃とは少し趣きが違うのです。

これは私の仕事にもつながることで、子どもさんの「ことばの表出」を求めて来所された保護者の方達は、単に「我が子のことばが出たら満足」ではなく、来所して気持ちがスッキリしたい、次回来所までの活力をもらいたいという思いもたくさんお持ちだと思います。

ただ技術面を提供するだけなく、環境を変えていける活力を与えていけるような対話の力をもっともっとつけたいなと異職種の美容師さんから学ばせてていただいています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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