坂本龍馬と会計の意外な関係
※追記:ホームページ開設しました。2024.7.26以降はそちらにてブログを更新していますので、チェックしていただければ幸いです。
皆様は日本において最初に会計を世に広めた人物というとどなたを思い浮かべますか?
一般的に有名なのは、福沢諭吉先生ですね。「帳合之法」(ちょうあいのほう)いう本で日本の商業経済における簿記導入の必要性を述べているのは広く知られている話かと思います。
しかし意外な人物として、坂本龍馬も会計には無関係ではなかったと言われています。今回はそのことについて書いてみようと思います。
「会計もっとも大事なり」
坂本龍馬といえば、日本人では知らない人はいないというほどの大人物です。江戸の幕末に土佐藩の家に生まれ、日本開国における超重要人物でした。
世界を目に据えた先見性や、周りの人を引っ張るリーダーシップについて長けていたということには異論を唱える人とはいないと思いますが、実はこの坂本龍馬、会計について言及している言葉があるというのです。
「保古飛呂比 佐佐木高行日記」(ほごひろい ささきたかゆきにっき)という日記で、明治時代の政治家である佐々木高行の自伝資料的なものと言われています。
その「佐佐木高行日記」に以下書かれています。
※「才谷」:龍馬の変名(へんみょう。本名を隠して別に称する姓名)である才谷梅太郎のこと
ここに「会計尤も大事也」とありますね。
「国のことを知るためには会計が最も大事である。越前藩の光岡八郎は会計に長けている人物だ」と述べており、国家運営上における会計の重要さを説いたものです。
我々は歴史上の偉人の多くは、政治に強かったり処世術を熟知していたり軍事上のトップだったりと、どうしてもそういった能力などがすごい人たちばかりなのだろうと思いがちです。
しかしこの坂本龍馬の言葉を見る限り、上に立つ立場の人物ほどこういった会計の重要性をよくよく認識したうえで、日本の将来を考えていたように思います。
学校教育では会計の観点から歴史を教えることはほとんどありません。学校で教わる歴史だけを暗記科目として勉強するだけではなく、いろんな観点から歴史をひも解いて先人の考えに思いを馳せてみるのも悪くないかもしれませんね。
皆様は歴史上の人物で会計と関連が深い人物というとどなたを思い浮かべますか?
(参考サイトはこちら)
~編集後記~
・ペン字
・昨日は月次決算支援の第4営業日目。経理ご担当者の一人で中核となる刃部が半年間の育児休暇に入るとのことで、ぜっさんその引継ぎを行っています。
・自分の寝床でリラックスしていたところにでかい侵入者に侵略される猫(コード類が散乱しているのは見ないでください…)
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