バーチャルリアリティは快適さしかない空間にできるのか?
※追記:ホームページ開設しました。2024.7.26以降はそちらにてブログを更新していますので、チェックしていただければ幸いです。
なんか独立会計士っぽくないタイトルになってしまいました……まぁ今までも結構そうか笑
今朝妻とこんな話をしてみたので、ちょっとシェアしてみようと思います。ちょっとふわっとした話になるかもしれません。
VRの現状
バーチャルリアリティ(VR)の技術はどんどん進化していますよね。先日もApple Vision ProがAppleから発売され反響を呼んでいるようです。
まだ改善部分も大きいとは思いますが、これが広がれば自分が望んだ仮想現実を作ったりできるんでしょうかね。
VRで作ることのできる世界
そこで妻が今朝ちょっと気になることを。
「VRの中で自由に世界がカスタマイズできるんだとしたら、不快な部分をどんどん取り除いていけば快適さしか残らない世界になるのかな?」
……朝からどんな会話をする夫婦だって感じですが笑
なるほど。一見そういう世界が作れそうな気がしますね。
具体的には
①快適 ⇔ ②どちらでもない ⇔ ③不快
という区分を考えた場合に、③(できれば②も)を取り除いてやれば、結果として①しか残らない世界になり、何の不満もない夢のような空間ができる、という具合です。
例えば、VRの中で自分が快適に過ごすことのできる仕事環境(部屋の広さ、インテリア、デスクやチェア、PCなどのガジェット、におい、空調等々…)を作れたとしましょう。
仕事はゴリゴリはかどるし、モチベーションは高く保て、かつリラックスもできて疲れない環境。
そんなのがVRで簡単に作れたら最高!って思うでしょうね。
おそらく、最初は。
「快適」でも「不快」でもない状況があることの意味
でも、私はこうも思います。
そもそも
①快適 ⇔ ②どちらでもない ⇔ ③不快
が成り立つ前提として、②のどちらでもないが中心に軸となっているからこと、①と③が存在できる、と思うんです。
今が「暑い」と感じている人は、何か基準となるものと比較して「暑い」という感覚が成立します。
モノやサービスの値段も「高い」「安い」と感じたりしますが、これも何と比べて「高い」のか、あるいは「安い」のか、そこには必ず比較対象となる基準がありまs。
その基準に相当するものが②の「どちらでもない」と思っています。
つまり、②が存在できて初めて①や③の存在が生まれる、②と①・③はセットであり、それかどれか1つだけ存在する世界と言うのはあり得ないんじゃないでしょうか。
どんな世界でも構造は同じ
仮にVRで②③を取り除いて、①だけ残った環境を作れたとします。最初は快適さに喜びを感じるかもしれません。
しかし、いずれその①「快適」が新しい世界での②「どちらでもない」、すなわち価値判断の基準になり、自然と新しい世界の中での
①快適 ⇔ ②どちらでもない ⇔ ③不快
の構図が作られることになるんだと思います。
だとすると、「不快がない世界」というのは、例えばVRだとしてもあり得ず、不快があってこその快適・快適があってこその不快、と切っても切り離せない関係性なのではないでしょうか。
「不快」も大切
もちろん「不快」を少しでも「快適」に変えられるように努力することは素晴らしいことだと思います。嫌なものは嫌ですからね笑
でも「不快」があってはダメなんだ!という発想になるのは、それはそれでよろしくないですね。「不快」があることで「快適」が生まれるんですから。
もしこういう考えができたのなら、とても楽。
「不快」がある世界をいい意味で受け入れられるからです。
世の中不平不満に思うことはたくさんありますが、不平不満も満足の裏返しだと思えれば、なんだかこの世の中も捨てたもんじゃないな、と思えませんか?
ちょっと抽象的な話でしたが、いかがでしたでしょうか?実は「不快」を受け入れた世界が一番「快適」なのかもしれませんね。
~編集後記~
・ペン字
・昨日は午前中に法務局へ。マイクロ法人の印鑑カード作成、登記事項証明書と印鑑証明をを取得
・午後は法人口座開設手続(オンライン)、社会保険・法人設立届の書類作成を。口座開設は審査がうまく通るかどうか…
・キャットファイト直前の緊迫した空気のうちの猫たち
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