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誕生日の音楽〈Birthday Music〉2024.1.24

“モーツァルト・イン・ザ・ジャングル”というめっぽう面白い連続ドラマが Amazonオリジナルシリーズにあります。

この中の、第3シーズンのエピソード6で知った、チェコの作曲家、指揮者、ヴィーチェスラヴァ・カプラーロヴァーの誕生日。

★ヴィーチェスラヴァ・カプラーロヴァー(Vítězslava Kaprálová, 1915.1.24 - 1940.6.16)

25歳で早逝した彼女の生涯をまとめたこのショートフィルムを見ると、父親も作曲家で、あのヤナーチェクに師事していたとのこと。

20歳で書いた、ブルノ音楽院の卒業作品でもある“ピアノ協奏曲ニ短調 op.7”

霊感あふれるピアノ曲“四月のプレリュード op.13”

最初に書いた“モーツァルト・イン・ザ・ジャングル”では、遺産が入った主人公の親友が、カフェを買い取って、自分に似ているカプラーロヴァーのコスプレをしながら経営しているというエピソードでした。

オーケストラの舞台裏で起こる赤裸々な人間模様を描く群像劇なのですが、自らの経験を綴った自伝的ストーリーが原作なだけあって、日本のドラマのような綺麗事には終わらず、愛も野望もセックスもあっけらかんにユーモラスに表現されていて痛快ですよ。

最後にもう1曲“軍隊シンフォニエッタ op.11”

ヤナーチェクの同名曲(軍隊という冠を後に本人が削除した)を強く思い起こさせるモラヴィア風の曲想です♪

私の知らない素晴らしい作品がまだまだたくさん眠っていそうですね。彼女の音楽をしばらく追ってみたいと思います。

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